妊娠中や授乳中に美容整形を受けたい!
と思う方もたくさんみえると思います。
普段仕事をしている人も、出産、育児休暇中には
まとまった時間がとれるのでチャンスですよね。
しかし、いろいろと制限の多い、妊娠中や授乳中、
美容整形は受けられるのでしょうか?
結論として、妊娠中は、
全ての美容整形は受けることはできません。
局所麻酔で行う手術や、注射系の手術、
レーザーなどの手術は、
おそらく胎児に影響はないと思われますが、
やめておいたほうが無難です。
特に、プチ整形で人気のボトックス注射は、要注意です。
ボトックスとは、ボツリヌス菌を注射し、
筋肉の働きを止めて、筋肉を小さくする治療です。
この菌は、乳児ボツリヌス症を
引き起こすことがあります。
ボトックス注射を打った後に
妊娠を希望するときは、念のため、
2回生理を見送った方がいいでしょう。
では、授乳中の美容整形はどうでしょう?
授乳中は、妊娠中とは違い、
ほとんどの美容整形の手術を受ける事ができます。
美容整形では、局所麻酔を使う手術がありますが、
基本的には問題ありません。
よく考えてみれば、
帝王切開でも麻酔を使いますよね?
普通分娩でも、会陰切開などの時には
局所麻酔をすることもありますよね?
でも、その後、赤ちゃんにおっぱいを飲ませますよね。
なので、麻酔を気にすることはあまりないと思います。
美容整形では、手術後に鎮痛剤や
抗生剤を渡されることがあります。
授乳中にお母さんが飲んだ薬は、母乳に移行されます。
しかし、その量はごくわずかです。
ほとんどのお薬は赤ちゃんに影響はないと思われます。
とはいえ、薬によっては授乳中には
禁止されているものもあるので、
主治医とよく相談をして服用するなり、
断乳するなりしてくださいね。
上記のように、授乳中の美容整形は、
ほとんどの場合はOKですが、
受けられない施術もあります。
先に書いたボトックス注射は
授乳中に受けることはできません。
また、医学的には授乳中に
美容整形をしても問題ないと思われますが、
クリニックによっては断られることもあります。
授乳中に美容整形を希望する際は、
カウンセリングで授乳中であることを
きちんと伝えましょう。
医師とよく相談して、納得のいく方法で、
安心して手術を受けられるようにしましょう。