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寒中見舞いのマナーについて。書き方は?注意することは?
12月になると職場でもご家庭でも大掃除があったり、
仕事の締めがあったり、忙しく毎日を送る方も少なくないでしょう。
そして、年賀状やおせち料理の準備も始まります。
けれども、忙しい中で年賀状を書くことが間に合わなかったり、
喪中などの理由で年賀状を出さないという方もいるでしょう。
そこで、冬のご挨拶として出したいものが寒中見舞いです。
今回は、寒中見舞いのマナーについて、ご紹介しましょう。
寒中見舞いとは?
寒中見舞いは、日本の習慣のひとつです。
もともと寒中見舞いは二十四節季の小寒から
立春までの寒中の間に出すお見舞いでしたが
今では豪雪地帯や寒冷地での相手を気遣う手紙などの事をいいます。
そして喪中のために年賀状が出せない場合や、
年賀状のお返事などとしても寒中見舞いが出されるようになりました。
皆さんも年賀状を出さなかった相手から
年賀状を頂いたりした経験はあるでしょう。
そんな時は、1月8日の小寒をすぎて
寒中見舞いとしてお返事を書くと良いでしょう。
寒中見舞いの書き方は?
寒中見舞いは季節のご挨拶のひとつで、
特に決まった書き方があるわけではございません。
そこで今回は一般的な書き方をご紹介いたします。
まずはじめに、季節の挨拶をいれます。
「寒中お見舞い申し上げます」が決まり文句となります。
次に、先方の安否を尋ねる言葉、そして自身の近況を伝える言葉、
そして、先方の無事を祈る言葉をいれましょう。
「本格的な寒さを迎えた折、皆様にはお障りございませんか?」
「寒さ厳しい折、くれぐれもお体を大切にお過ごしください」
といった言葉がよいでしょう。
そして、最後に日付をいれます。
この基本をもとに、自分らしい
ご挨拶状になるように工夫しましょう。
寒中見舞いを書くときに注意することは?
寒中見舞いを書く際に、相手方が喪中の場合には、
賀詞やおめでたいとされる言葉は避けるようにしましょう。
また、年賀状を出し忘れた相手に送る場合には、
書き忘れたという表現は相手を不快にさせてしまうこともありますから、
お詫びの言葉を添える場合には表現に注意しましょう。
あとは期限を守って出すこと、季節のあいさつは
少し大き目に書くことなど基本をおさえて書くようにしましょう。
寒中見舞いは、年賀状を出している場合には
必ずしも出すものではないので、そのマナーを知らない方もいるでしょう。
ここでご紹介した基本をおさえて、失礼のないように出しましょうね。