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子どものおたふく風邪について。症状は?時期は?食事は?
皆さんは、おたふく風邪という病気をご存知でしょう。
流行性耳下腺炎のことをおたふく風邪といいます。
子どもの多くがかかりますが、大人になってかかると重症化しやすいといわれています。
このおたふく風邪は、子供の多くがかかりますから、事前に正しい知識を身に着けておくとよいでしょう。
そこで今回はおたふく風邪についてご紹介いたします。
子供のおたふく風邪の症状は?
おたふく風邪は、耳の前下にある唾液腺である耳下腺が腫れることで顔がおたふくのようになるのでおたふく風邪と呼ばれます。
その原因は、ムンプスウイルスと呼ばれるもので、耳の前下にある耳下腺、下あごの下にある顎下腺に感染するのが特徴です。
潜伏期間は2,3週間で、感染者と接触してから2,3週間後に顔に腫れが現れますから、何処で感染したかわからないかもしれません。
おたふく風邪の症状としては、風邪のような咳や鼻水、発熱、唾液腺・耳下腺、の腫れがあります。
唾液腺は左右同じように腫れることが殆どですが、まれに一方だけしか晴れない場合もあります。
この腫れは1週間程度で引きます。
感染力が強いので、感染が広がらないように自宅療養する必要があります。
おたふく風邪にかかったら子供は出席停止になりますが、2012年からは、学校では発症後5日後以降に全身の状態がよければ登校可能になります。
おたふく風邪が流行する時期
風邪やインフルエンザなどは冬に流行しますが、おたふく風邪にも流行の時期があるのでしょうか?
実は以前はおたふく風邪は春から夏にかけて流行すると言われていましたが、現在では時期に関係なく年間を通しておたふく風邪に感染する人がいます。
幼稚園や小学校に入学する4月は、初めての環境で毎日の生活を送ることになりますから疲れていたりして抵抗力が弱まっている場合があります。
その場合、おたふく風邪に感染しやすくなっていることもあり、おたふく風邪は春夏に多いと言われていました。
ですが年間を通して感染する可能性がありますので、春や夏以外の季節も気を付けましょう。
おたふく風邪の時の食事
おたふく風邪の症状は耳の下から顎にかけて腫れてしまいますから、口を開けるだけでも痛みを感じることがあります。
ですから、できるだけ食べやすいものを与えるようにしましょう。
やわらかいものや消化の良いものが良いでしょう。
例えば、御粥やポタージュ、ゼリーなどつるっと口に入るものを中心に、本人が元気ならば、食べられそうなものを聞いてみるとよいでしょう。
食事があまりできない場合には、脱水症状を起こす危険性もありますから、水分だけでも少しずつ摂るようにしましょう。
おたふく風邪はやっかいですが、子供のころにかかっておけば大人になって重症化を心配する必要もありませんから、あまり恐れずに対処方法を知っておきましょう。