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大人のおたふく風邪について。症状は?治療は?
最近、大人のおたふく風邪についてニュースなどで耳にすることが多くなりました。
一般的には子供のころにかかる病気というイメージがあります。
そして一度感染した後は身体に抗体ができるので、もうかかることはないと言われています。
ですが、子供のころにおたふく風邪にかからなかった人は大人になっておたふく風邪になるそうです。
そこで今回は大人のおたふく風邪について、ご紹介しようと思います。
大人のおたふく風邪の症状は?
おたふく風邪を発症すると、先ず初期症状として軽い首の痛みや頭痛などを感じます。
すこし普段より調子がわるいと感じるくらいなので、発熱や耳下腺の腫れなどの症状が出るまではおたふく風邪ということに気づかない場合が多いです。
ただ、子供のおたふく風邪と違って、大人になってからおたふく風邪にかかると症状が重いことが多く、40度以上の高熱や関節の激しい痛みなどもあるそうです。
特に男性の場合は、睾丸炎で男性不妊になる危険も指摘されています。
一時的な発熱程度であれば問題はないのですが、おたふく風邪の症状で高熱が何日も続くようでしたら要注意です。
そんな大人のおたふく風邪は他人にもうつります。
感染したことがない人へ、飛沫感染や接触感染するので咳やくしゃみの症状が有る場合にはマスクをするなど心がけましょう。
おたふく風邪が他の人にうつるのは潜伏期間と発症中です。
おたふく風邪の潜伏期間は10日~20日、発症するのは一般的に4日から1週間とされています。
大人のおたふく風邪の治療は?
では、大人のおたふく風邪はどのように治療するのでしょうか?
おたふく風邪は治療するのに1週間から10日の期間が必要です。
病院では、抗生物質を注射して、おたふく風邪に症状の緩和をします。
大人になってからのおたふく風邪は、悪化すると合併症がおこるなど危険もありますから、しっかりと治療することが大切です。
また、ほかの人に移してしまう可能性もありますから、治るまでは学校や仕事は休んでゆっくり休養することがいちばんです。
大人のおたふく風邪の予防方法は?
子どものころにおたふく風邪をした記憶がないという場合には、どのように予防すればいいのでしょうか??
その場合には、予防接種を受けることがいちばんの予防策となります。
おたふく風邪の予防接種は生ワクチンで、接種後から体内でワクチンが増殖して、約1か月で充分な抗体ができます。
おたふく風邪のワクチンは有効率がとても優れているということです。
予防接種をしておけば、万が一おたふく風邪に感染しても軽い症状で済みますから、子どものころにおたふく風邪になっていない人は、早めに予防接種を受けておきましょう。
おたふく風邪といえば、子供のころやった記憶がある人が殆どでしょう。
大人になってからだと症状も重いということで心配ですね。
自分の病歴を確認して、発症する前に予防接種などの対策をとるようにしましょう。