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スギ花粉の飛散時期や飛散量!主な症状は?
花粉症と言えば…スギ花粉が真っ先に浮かびますよね。
毎年スギ花粉で悩んでいる人は多いですよね。
今回はそんなスギ花粉について、飛散時期や飛散量、スギ花粉症の症状などをご紹介します!
スギ(杉)とはどんな植物なの?
スギ花粉症の原因となるスギは、屋久島から東北地方までと広い範囲に分布しています。
森や林の中や日陰で自生するので、寿命は数千年と長いのが特徴です。
スギは角材から板材までを作ることができるので、昔から建材や家具などを作る重要な木材として使われています。
樹皮は屋根に利用したり、葉は乾燥させて線香にしたりと重宝されてきました。
日本でスギは、とても大切な木材資源なのです。
なんでスギ花粉症になるの?
生まれつきスギ花粉症の人間はいませんし、スギ花粉は本来は人体には害のない物質です。
しかし長年スギ花粉を吸い込んでいくうちに、人間の体はスギ花粉を有害なものと認識してしまいます。
人間の体がスギ花粉を有害だと認識してしまうと、体はそれを体内から排除しようとします。
それによって現れるのが、花粉症の代表的な症状くしゃみや鼻水、鼻づまりです。
スギ花粉の花粉症患者はどれくらいいるの?
スギ花粉症は花粉症患者全体の、約80%を占めると言われています。
日本の人口の約10~20%、約1500万人以上がスギ花粉症ということになります。
関東地方にはスギが特に多く分布しているので、スギ花粉症患者は関東が最も多いと言われています。
スギ花粉症の主な症状は?
スギ花粉症の症状は鼻水、鼻づまり、くしゃみ、眼の痒みなどです。
特に眼に関わる症状が現れるスギ花粉症患者が多く、スギ花粉症患者の約95%と言われています。
眼の痒みや充血が主な症状で、乾燥や痛みなどの症状が現れるスギ花粉症患者もいます。
スギ花粉の飛散時期はいつ?
スギ花粉の飛散時期は九州&四国は2月上旬、関東近辺は2月下旬、東北は3月中旬頃になります。
スギ花粉の飛散時期は日本国内でも、早い地域と遅い地域で約1ヵ月も差があるのです。
沖縄や北海道ではほとんどスギ花粉は飛散しません。
なのでスギ花粉に苦しんでいるスギ花粉症患者の中には、沖縄や北海道に移住する人もいるようです。
スギ花粉の飛散量ってどれくらい?
スギ花粉の飛散する量は、前年の夏の気象条件と大きな関係があることが分かってきました。
前年の夏の日射量が多く前年の夏の雨の降水量が少ないほど、次の年のスギ花粉の飛散量が多くなる傾向があるようです。
なのでスギ花粉の飛散量には、毎年大きなムラがあるのです。
スギ花粉の飛散量は、日によっても差があります。
雨の翌日が晴天で気温が高く、乾燥している日にはスギ花粉の飛散量は多くなります。
逆に雨の日は、スギ花粉の飛散量は少なくなります。
1日の中でもお昼頃と日没前後はスギ花粉の飛散量は多くなるので、外出の際はしっかりとスギ花粉対策をして下さいね。