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ブタクサ花粉は実は危険?!飛散時期や症状!
減少傾向にあると言われているブタクサ花粉ですが、実は気付いていないというケースも多いようです。
そしてブタクサ花粉はスギ花粉などと比べて、ちょっと厄介な花粉ということをご存じでしょうか?
そこで今回はブタクサ花粉の飛散時期や、ブタクサ花粉症の症状や危険性などについてご紹介します!
ブタクサ花粉とは?
ブタクサ花粉症という言葉は耳にしたことがあっても、ブタクサ自体を知らない人は多いのではないでしょうか?
ブタクサは北原産国はアメリカで、雑草で、ブタクサの開花時期は7月~10月頃の秋です。
日本ではスギ花粉症やヒノキ花粉症の患者割合が高いですが、アメリカでは全人口の5%~15%の人がブタクサ花粉症だと言われています。
しかし最近では、日本国内でもブタクサ花粉症の人は多くなってきています。
今や日本人の約6人に1人は、ブタクサ花粉症ではないかと言われています。
スギ花粉症などに比べるとブタクサ花粉症は認知度が低いので、夏風邪と勘違いしている人も多いようです。
ブタクサ花粉の飛散時期はいつごろ?
スギやヒノキ花粉は3月頃から飛び始めますが、ブタクサ花粉はそれが落ち着いた頃の7月下旬頃になります。
ブタクサ花粉症の症状を訴える人は、9月ごろから徐々に増えて行きます。
ブタクサ花粉の場合は、木と草の花粉の二種類に分けられます。
ブタクサの木の花粉の飛散時期は1月~6月ごろ、ブタクサの草は5月~11月ごろです。
地域別にみると東北では8~9月、九州では9~10月がブタクサ花粉の飛散量が多くなります。
その年によって変化が大きく、11月や12月までブタクサ花粉が飛散していることもあります。
北海道にはブタクサがないので、ブタクサ花粉症に悩まされることはありません。
ブタクサ花粉の症状とは?
ブタクサ花粉の主な症状はスギ花粉症と同じように、鼻づまりや鼻水、目の痒みや充血、涙が出る、くしゃみです。
肌のかゆみや微熱、倦怠感といった症状が出る人もいます。
ブタクサ花粉症は喘息になりやすいという特徴があります。
それはブタクサ花粉の大きさが原因なのです。
スギ花粉の大きさは40μmなのですが、ブタクサ花粉の大きさは20μm以下とかなり小さくなります。
なのでブタクサ花粉は気管支に入りやすいのです。
そのことから、ブタクサは喘息草とも呼ばれています。
ブタクサ花粉は危険?!
ブタクサ花粉症の人は、果物過敏症を併せ持つ人が多いようです。
果物過敏症はリンゴやメロン、スイカ、バナナなどを食べると、口の周りや喉がかゆくなったり、目が腫れるなどの症状が出ます。
そしてブタクサ花粉は、果物過敏症を誘発すると言われています。
果物過敏症は酷い場合だと気管支喘息の発作を起こしたり、吐き気や下痢などの症状も出ます。
そして最悪の場合ですが、アナフィラキシーを起こしてしまうこともあります。
果物を食べた時に口の中に違和感がある人は、早めに専門医に診てもらいましょう。
病院や薬に頼らずに1日5分取り組む自宅で花粉症を改善できる方法(外部サイト)もおすすめです。
秋になると風が心地よいので窓を開けたくなりますが、ブタクサ花粉対策の為にできるだけ我慢して下さいね。