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妊娠中のインフルエンザは胎児への影響があるの?予防接種は受けられる?
インフルエンザが流行する時期は冬ですね。
妊娠中には、普段に比べて免疫機能が低下しているので、
インフルエンザに感染しやすくなっていたり、
感染すると重症化しやすいこともいわれています。
そんな妊娠中にインフルエンザにかかって気になるのは胎児への影響。
そこで今回は妊娠中のインフルエンザについて、ご紹介しましょう。
インフルエンザで胎児への影響はあるの?
妊娠中にインフルエンザに感染した場合、
一番気になることと言えば、赤ちゃんへの影響ですね。
妊娠中から分娩8日前までにインフルエンザに感染しても
特にお腹の赤ちゃんへの影響はないと言われています。
ですが、インフルエンザによる発熱やせきから
切迫早産になることもありますので気を付けたいです。
また、分娩7日から分娩までにインフルエンザに
感染した場合には個室で過ごすことになります。
産まれたばかりの新生児にも発熱やせき、鼻水などの症状が
出ている場合には集中治療室での管理になります。
インフルエンザの予防方法は?
妊娠中にはなるべくインフルエンザに感染しないように
普段からできるだけ予防を心がけましょう。
感染を避けるためにはできるだけ人の多いところへの
外出は控えることがたいせつです。
また、外出する際にはマスクを着用しましょう。
マスクはガーゼよりも不織布のマスクの方がウイルス対策には効果的です。
外出後や人と接触した後には必ずうがい、
手洗いをしっかりしましょう。
そして、普段から栄養バランスのとれた食事と
十分な睡眠を心がけるようにしましょう。
室内は加湿器などを活用して
湿度を40%以上70%未満に維持します。
インフルエンザの予防接種は受けてもいいの?
それでは、予防のために予防接種を受けてもいいのでしょうか?
妊娠中にインフルエンザの予防接種を受けて、
重大な副作用を引き起こしたという報告はないようです。
インフルエンザの予防接種を受けると、
2週間ほどでママの体内に抗体が作られて、
その抗体が胎盤を通してお腹の赤ちゃんにも送られるので
生後6か月ごろまでは赤ちゃんも抗体に守られます。
もちろん接種に関しては、妊娠中であることを
しっかりと医師に話して相談してから接種するようにしましょう。
まとめ
妊娠中は、さまざまなウイルスに感染しやすいので
気をつけなくてはいけません。
とくにインフルエンザは高熱などの症状がありますので
普段から感染しないように規則正しい食生活などを心がけましょう。
また、インフルエンザに感染した際には
早めに受診するようにしましょう。