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大人の中耳炎の症状は?治し方は?痛みのやわらげ方は?
中耳炎というと小さな子どもがなるというイメージがありますが、大人になっても中耳炎になることがあります。
そしてやっかいなことに、大人の中耳炎は治りにくいと言われます。
今回は、大人の中耳炎について、症状や治し方などをご紹介しようとおもいます。
大人の中耳炎の症状は?
大人でも中耳炎になる人は意外と多いです。
とくに50代以降の患者さんが多いという事です。
そんな中耳炎には2つあります。
ひとつは、風邪などで発症する急性中耳炎で、鼻水や頭痛、耳痛、めまいなどの症状があります。
もうひとつは、滲出性中耳炎で痛みがありませんが、難聴や耳のつまりといった症状があります。
滲出性中耳炎の場合、鼓室に滲出液が溜まってしまって軟調になりやすいですが、痛みを感じないので放置してしまうことがあります。
そのまま放置しておくと、鼓膜が奥に引っ込んでしまうので癒着性中耳炎や真珠性中耳炎になると手術が必要になります。
大人の中耳炎の治し方は?
それでは、大人が中耳炎になった時はどのように治すのでしょうか?
主な原因として挙げられるのが免疫力の低下です。
また、ストレスも原因となっている場合があります。
中耳炎が軽症の場合には抗生物質を投与するだけで症状が緩和されて、時間の経過とともにもに治癒できます。
大人の中耳炎の痛みを和らげる方法は?
中耳炎の痛みを緩和する為にはどうしたらいいのでしょうか?
先ずは、耳を冷すことが大切です。
氷や冷却シートなどで耳を冷すことで痛みは緩和されます。
また涼しいところや風通しの良いところに移動するだけでも緩和されることがあります。
耳垂れは綿棒などで優しくぬぐって拭きましょう。
耳鼻科に行って治療しないと中耳炎の痛みが続くこともあります。
ですから、このような痛みを和らげる応急処置をした後に耳鼻科を受診しましょう。
夜間に中耳炎の耳の痛みが起こったら、手持ちの痛み止めを飲んで朝になってから受診しましょう。
まとめ
中耳炎といえば、大人になってなることはないと思っていたら、突然中耳炎になってしまって驚くことがあります。
大人の場合には、風邪が原因でなることのほかにストレスが引き金となって起こることもあります。
現代人はストレスや睡眠不足など不規則な生活を送っているためにこのような中耳炎になってしまうこともあるのです。
中耳炎の症状が見られる場合には早めに受診しましょう。