毎年、11月から4月にかけてはウイルスによる感染性胃腸炎が大流行します。
胃腸炎の症状や原因、治療についてまとめました。
目次
急 性 胃 炎
急性胃炎は、さまざまな原因で起こる胃の粘膜の炎症です。
日常的にも起こりやすく、たとえば、コーヒーや緑茶などの嗜好品・唐辛子などの香辛料の摂りすぎ、風邪薬や鎮痛剤などの影響が原因となる場合もございます。
多くの場合は、1日を安静に過ごしたり、2~3日市販の胃薬を服用することで治ります。
症状の程度により、緊急に医師の診断が必要になる場合もございます。
十分な注意が必要するよう心かけた方がよろしいと思われます。
急性胃炎を繰り返していると、慢性胃炎となります。
症 状
胃のあたりに不快感や痛みなどがあります。
胃のむかつきや嘔吐(場合によっては吐血)、食欲不振が挙げられます。
原 因
大きく分けて、暴飲暴食やストレスなどの刺激によるもの、感染症やアレルギーなどの体内から起こるものがあります。
刺激によるもの
アルコール・コーヒー・香辛料・冷たいもの・熱いものなどの刺激物の過量摂取
薬(アスピリンや抗生物質、ヒスとロイド抗生炎症剤、副腎皮質ステロイド剤)などの副作用の場合
強酸、強アルカリなどの腐食性薬物などを飲んでしまったとき
その他
ストレス
たばこの吸い過ぎ
不規則な生活
体の中から起こるもの
消火器の病気以外の感染症(風邪、インフルエンザなど)
牛乳や卵、青魚などのアレルギー
治療について
原因がハッキリとしている場合は、原因を取り除きます。
取り除いた後は、症状に合わせた薬を服用します。
半日~1日(1~2食)絶食をして胃を休め、ぬるま湯などで水分補給をし、症状が軽いときは、これだけで楽になることが多いようです。
食べることができるようになりましたら、お粥、うどんなどやわらかい食事から、だんだんと普通の食事に戻し、しばらくの間は、アルコール・コーヒー・カレーなどの刺激の多いものは避けるように心がけましょう
こんな時は出来るだけ早めに専門医を受診しましょう
①激しい嘔吐などがある場合
②強酸、強アルカリなどの腐食性薬物を飲んでしまったとき
③感染症やアレルギーによる胃炎
④激しい痛みなどを伴う場合や症状を繰り返して起こるとき
感染症胃炎
感染性腸炎(流行性嘔吐下痢症)は、ウイルスなどが原因となり八勝する胃腸炎です。
感染胃腸炎は、ウイルス性胃腸炎の総称です。
ノロウイルス・ロタウイルス・アデノウイルス等よく耳にしますね。
ロタウイルス、アデノウイルスによる胃腸炎は、乳幼児によく見られます。
症状について
感染性胃腸炎の症状は、病原体により異なり、個人差もございますが、下痢・嘔吐・悪心・腹痛・発熱などがあります。
ロタウイルスを原因とする場合は、便が白色になることもございます。
水のような下痢、血便となる場合も多いようです。
症状が重い場合は、脱水症状を起こすこともございます。
激しい下痢や急性胃腸炎には漢方五苓散料がおすすめです。