甲状腺がんは1000人に1人の割合で発症されています。
特に女性は子宮がん・乳がん・胃癌に続いて第4番目に発症するガンです。
男性では、5番目に多く発症します。
甲状腺がんは、発見が難しく専門医で見つかるケースが多いようです。
集団検診などでは、なかなか発見できずらい病気ですね。
甲状腺は、女性は、首の中央あたりにあり、男性は女性に比べると下の方になり、首から少し胸にかけた個所にあります。
甲状腺は、新陳代謝に代わりホルモン分泌をする内分泌腺です。
内分泌腺が侵されてできたがんを甲状腺がんとなります。
甲状腺がんは5種類に分類されます。
1. 乳頭がん
2. 髄様がん
3. 悪性リンパ腫
4. ろ胞がん
5. 末分化がん
あまり知られていないガンの名前が多いですね。
聞いたことがあるガンは悪性リンパ腫ぐらいではないでしょうか。
乳頭がんが一番多く発見されます。
がん細胞が比較的に良性なため死亡率は低いです。
乳頭がんは20代~40~60歳代で最高値となります。
20代で発症したガンが、40代で発見されることもありますので注意が必要です。
ろ胞がんは、骨や肺に転移しやすい病気で、発症率は、乳頭がんに比べると少ないですが乳頭がんより悪性のガンになります。
怖いですね。
末分化ガンは、特に死亡率が高いガンになります。
末分化ガンに発症してから、約半年~1年で死亡することも多いようです。
良性のガンが、老いていくにつれ末分化ガンに変化していくこともあるので、やはり早期発見が必要ですね。
適切な処置をしてもらうことが大切になります。
甲状腺がんになると、がん組織の発達に伴い、喉が腫れてしこりができてきます。
素人でもわかるくらいになると、腫瘍が3~4cmになってしまいます。
専門医ですと比較的すぐに発見をしてくれますね。
さらに細かい診断をするには、超音波診断装置を使うことが多いです。
超音波診断装置では、ある程度の腫瘍の大きさを探ることができますが、細い針を使う細胞診で細胞を吸い取って検査をしてガンの種類まで区別ができる診断方法もあります。
自分の体に異変を感じた時は、できるだけ早めに診断してもらうと安心ですね。
① 平べったいタイプの貝型
② 玉型タイプ
があり日本人に多く見つかるのは①の貝型タイプだそうです。
玉型より平の貝型は、発見が困難になるそうです。
触診では、医師の経験により発見の違いが出てしまうため、発見率に差がでてしまいますので、触診のみの判断はとても危険です。
内分泌の甲状腺の専門医に受診をした方が良いです。
時々、指でリンパ部分を触ってみたり、喉にしこりなどがないか確認をしてみると良いですね。
たとえしこりがあったとしても、悪性になるかどうかは、5人に1人くらいの割合ですのであまり心配しすぎないようにしましょう。