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大人の手足口病について。どんな症状なの?治療法は?
夏前になると、よく耳にする手足口病。
小さな子ども達の間で流行する手足口病ですが、もちろん大人でも手足口病になることがあると言います。
そこで、今回は大人の手足口病について、症状や治療法などを御紹介しようと思います。
大人の手足口病の原因は?
手足口病は、コクサッキーウイルスの一種が原因となって発症するウイルス性の疾患です。
手足や口の周りに水泡性の湿疹が表れます。
手足口病のウイルスには、湿気や高温に強いという特徴があり、流行するのは夏場が多いというわけです。
手足口病の初期症状は、夏風邪の症状と似ているので間違えやすいです。
大人の手足口病の症状は?
大人の手足口病の症状はどのようなものでしょうか?
まずは、初期症状です。
発熱やのどの痛みがあります。
発熱は微熱程度の場合が多いのですが、まれに40度近い高熱になる場合もあります。
そして中期症状です。
口の中や足の裏などに2~3ミリ程度の水ぶくれができて、歩くことや食べることが困難になる場合もあります。
足の指やひざのうら、手のひら、足の付け根などにも米粒大の水ぶくれができます。
口の中や舌の付け根などにも口内炎ができて、唾を飲みこみことも苦痛を感じる場合もあります。
このほかに、体のだるさや頭痛、悪寒、筋肉痛のような足の痛み、まれに爪がはがれるという症状もあります。
大人の手足口病の治療法は?
大人の手足口病の治療法ですが、実はまだワクチンが開発されていないので、自然に治るのを待つしかないんです。
けれども、病院を受診するとかゆみ止めの薬を処方されます。
これは水疱のかゆみをおさえるもので、ほかに頭痛や発熱などの症状がある場合には、その対処療法となる薬も処方されます。
ただ、家族にうつさないように完全に治るまでは、タオルを共有しないこと、流水と石鹸で手洗いをしっかりすることなど感染を防ぐことを心がけましょう。
手足口病は感染しますが、こどもでも出席停止にはなりませんので、大人でも会社を休まなくてはいけないわけではありません。
けれども、やはり他人に移さないように、マスクを着用するなどの配慮は忘れずにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
大人でも手足口病になることはあります。
とくに小さなお子さんがいるご家庭では子供から感染することもあるでしょう。
ですから、家族に手足口病の人がいる場合には、できるだけ感染予防を行うようにしましょう。
手足口病の症状がある場合には、マスクを着用し、手洗いうがいをしっかりして、他人にうつさないように配慮も必要です。