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大人の耳下腺炎について教えて。
原因は?症状は?治療法は?
耳下腺炎といえば、子どもたちの間で流行するおたふく風邪をイメージするので大人はかからないと思ってしまいますね。
けれども、大人でも耳下腺炎になるのをご存知でしょうか?
もしかしたら、口が開けられないという経験をしたことがある方もいるかもしれません。
それは、もしかしたら大人の耳下腺炎かもしれません。
そこで今回は、大人の耳下腺炎についてご紹介しようと思います。
耳下腺炎とは?
上でもご紹介したように耳下腺炎は一般的におたふく風邪と呼ばれる流行性耳下腺炎ともう一つ反復性耳下腺炎があります。
流行性耳下腺炎はムンプスウイルスによる感染が原因となります。
感染するとすべてのひとが発症するわけではありませんが、しらないうちに架かっていたという方もいます。
一度感染すると免疫ができるので、再度かかることは殆どありません。
けれども、中には何度も耳下腺炎を繰り返す人がいます。
これが、反復性耳下腺炎と呼ばれるものです。
大人の場合には反復性耳下腺炎は女性が多くかかると言われています。
とくに大人になると重症化しやすいので注意が必要です。
大人の耳下腺炎の症状は?
そんなおとなの耳下腺炎ですが、症状としては耳下腺の腫れ、顎下腺の腫れ、腫張部位の痛みや発熱があります。
耳下腺や顎下腺の腫れは3日から1週間続き、痛みを伴いますが、これは唾液が出るときに痛みになるそうです。
大人の耳下腺炎の場合には、気をつけなくてはいけないことがあります。
それがシェーグレン症候群です。
シェーグレン症候群は唾液や涙が出にくくなる病気で原因はわかっていません。
とくに中年女性に多いと言われています。
大人の耳下腺炎の治療法は?
それでは、大人が耳下腺炎にかかってしまったら、どの様に治療するのでしょう。
実は耳下腺炎は子どもの場合もそうですが、治療法がありません。
ですから対症療法のみになります。
耳下腺炎の症状である熱や痛みには、アセトアミノフェンが、耳下腺や顎下腺の腫れには抗生剤が使用されます。
また家庭でできる方法としては、耳下腺や顎下腺の痛みは冷すと落ち着くので、保冷剤をタオルで包んで冷してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
耳下腺炎とは子供の病気と考えている方も多くいますが、大人も耳下腺炎になる可能性はあるということですね。
とくに大人の場合には重症化するともいわれていますので、症状に気が付いたら早めに内科や耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。