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子どもの耳下腺炎について。原因は?症状は?治療法は?
こどもは突然、発熱することがよくありますね。
その理由はさまざまありますが、ほっぺが腫れている場合には気をつけなくてはいけません。
ほっぺの腫れは耳下腺炎かもしれないからです。
そこで今回は子供の耳下腺炎について、その原因や症状などをご紹介しようと思います。
子どもの耳下腺炎ってどんな病気?
耳下腺炎という言葉はあまり耳慣れない言葉ですね。
実は耳下腺炎には2種類あって流行性耳下腺炎と反復性耳下腺炎になります。
流行耳下腺炎は、ウイルス感染症でおたふく風邪といわれています。
そしてもう一つの反復性耳下腺炎は、自分の体内で慢性化されて、疲れやストレスによって発症してしまいます。
ですから感染症ではありません。
耳下腺炎の原因や症状は?
おたふく風邪といわえている流行性耳下腺炎はムンプスウイルスの飛沫感染が原因で子供の感染症です。
潜伏期間は2,3週間ほどあります。
症状としては、発熱、耳下腺の腫れ、顎下腺の腫れ、誇張部位の痛み、そして唾液分泌減少などがあげられます。
実際に流行性耳下腺炎に感染すると、耳下腺や顎下腺が腫れて発熱がありますので、見た目にもわかりやすいでしょう。
とくに学校などで流行している場合には、感染している可能性があります。
流行性耳下腺炎と診断されると出席停止になります。
出席停止期間は腫張がはじまった後5日が経過して、全身状態が良好となるまで、と定められていますので、基本的には1週間程度お休みすることになるでしょう。
子どもの耳下腺炎の治療法は?
こどもが耳下腺炎にかかると親御さんはとても心配なさるでしょう。
けれども残念ながら耳下腺炎は対症療法になります。
熱や痛みには、アセトアミノフェンという薬を、耳下腺、顎下腺の腫れには抗生物質を用います。
抗生物質は処方された分を飲みきる前に症状が改善されることもありますが、抗生物質が処方されたら出された分きっちりと飲む必要があります。
そして、治療中にはゆっくりと体を休めることが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
耳下腺炎というとなんだか難しい病気なイメージがありますが、おたふく風邪と聞くと自分もこどものころになったことがあるので、なんとなく安心しますよね。
とくに幼稚園や小学校で流行すると多くの子どもが感染しますが、きちんと治療すれば、1週間程度で学校に通えるようになりますので、耳下腺炎とみられる症状があった場合には、早めに受診しましょう。