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蕁麻疹の原因はなに?治し方や対策を教えて!
皆さんは、蕁麻疹という言葉を使ったことがあるでしょう。
「蕁麻疹が出来ちゃって・・・」そんな会話はよく耳にします。
でも、実際に蕁麻疹とはどのようなものなのか、じつはしっかりと理解している人は少ないようです。
そこで今回は蕁麻疹について、その原因や治し方などをご御紹介していこうと思います。
蕁麻疹とは?
蕁麻疹とは、蚊に刺されたような皮膚の表面がぷっくりと盛り上がって赤みがあり、痒みも伴う症状で徐々に大きくなっていきます。
蕁麻疹ではこのような膨疹といわれるものがところどころに出来ますが、一つ一つはしばらくすると消えてしまいます。
ただ、激しいかゆみを伴うことが多いので、その痒みでストレスを感じたり、かきこわしてしまうこともあります。
蕁麻疹の原因は何?
それでは、なぜ蕁麻疹が出来てしまうのでしょうか?
私たちの皮膚には角層があり、外部からの刺激物の侵入から体を守ってくれています。
この角層の下にある真皮には蕁麻疹の原因となりうるヒスタミンなどを蓄えている細胞があります。
肥満細胞がなんらかの刺激を受けることでヒスタミンが放出され、そのヒスタミンが皮膚の毛細血管に作用して、血液成分が血管の外に漏れだすと皮膚が腫れて蕁麻疹となってしまいます。
蕁麻疹を起こす原因となるものは、食品や薬剤、または物理的刺激もあります。
たとえば、食品は、そばやエビ、カニ、果物、さばやサンマ、豚肉、タケノコ、香辛料、人工色素などがあります。
薬剤は、抗生物質や解熱鎮痛剤、降圧剤などがあります。
また、物理的な刺激では皮膚のこすれ、寒冷、温熱、日光、圧迫などがあります。
突然全身に蕁麻疹が出るような場合の原因は、アレルギーや内蔵異常が考えられますが、原因不明と診断される場合も多いので日頃のストレスが原因だというように安易に判断してしまわないことが大切です。
蕁麻疹の治し方や対策は?
それでは、実際に蕁麻疹が出来てしまったらどのような治し方や対策をすればいいのでしょうか?
蕁麻疹が出来た時には、できるだけ静かに過ごす様にしましょう。
痒みが酷い場合には、冷たいタオルなどで冷やしましょう。
また、なにより蕁麻疹の原因を見つけることが大切です。
原因を取り除くと、自然に蕁麻疹がなおります。
治療をするために使われるのは、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などの内服液です。
軽い蕁麻疹の場合にはかゆみ止めだけで様子をみることもいいでしょう。
抗ヒスタミン薬がまったく効かない蕁麻疹もありますので、薬を飲んでも効かない場合は早めに皮膚科を受診しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、蕁麻疹についてその原因や治療法を御紹介してまいりました。
蕁麻疹は、原因がわからずに突然出て驚くことが多いですね。
そんな時の対処法を知っておけば、慌てずに対処することができますね。