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大暑と土用の違い・・・知っていますか?
本格的な暑さの到来は梅雨が明けた「大暑」のころ。
そもそも「大暑」って何なのでしょう。
大暑と土用の違いって何でしょう。
何となく耳にしているけれど、詳しくはわからない
「大暑」について学んでみましょう。
大暑とは
大暑とは、一年の中で最も暑い時期をさします。
7月23日頃と、この日から立秋までの期間が「大暑」になります。
厳しい太陽の日差しが照りつけ、急激に暑くなります。
大暑を境に本格的な夏へと向かい、
農家においては害虫駆除や田んぼの除草など、
暑い環境下での農作業が本格的に行われる時期でもあります。
夏の土用の時期でもあり、夏バテ防止のために
うなぎなどを食べて精力をつけるのもこの頃。
すいかもカキ氷も恋しくなる季節ですね。
大暑の打ち水
大暑に合わせて、動物園の白くまへ氷をプレゼントしたり
各地で打ち水のイベントが行われます。
大暑と土用
立春、立夏、立秋、立冬前の18日間が「土用」です。
大暑の時期は、夏の土用の時期と重なります。
夏の土用は大暑の数日前から大暑の期間中続きます。
大暑に食べるべきもの
大暑は土用と重なる時期でもあり、
夏バテ予防に効果的な食べ物を取り入れると良いでしょう。
土用丑の日に食べる「うなぎ」や「うどん」「梅干」など、
「う」のつく食べ物などを積極的に取り入れましょう。
大暑に土用干し
高温多湿の日本の夏、梅雨で湿った衣類などの虫干しに
おすすめなのが「土用干し」です。
大暑の期間中は空気も乾いて衣類もカラッと乾きます。
クローゼットや閉めきった部屋を開放して乾いた風を通しましょう。
たったそれだけのことなのに、ジメジメ感がなくなって快適ですよ。
家中の窓という窓、トイレやお風呂場なども開放してしまいましょう。
日本の暑さを上手に受け入れ、自然に向き合うことで、
快適な夏を過ごすことが出来ます。
暑中見舞いは大暑の期間に
書中見舞いは必ず大暑の期間中に出しましょう。
立秋を過ぎると「残暑」になってしまうので、必ず立秋前に出しましょう。
夏は暑いもの。
暑い夏の日、思いっきり汗をかくことも必要です。
暑さに慣れれば体も丈夫になります。
江戸時代には当たり前に行われていた「打ち水」
日本国民が同じ時間に一斉に打ち水をすると、
一気に気温が下がるといわれます。
もちろん、打ち水に使う水はお風呂の残り湯などの二次利用水で十分です。
比較的涼しい午前中や夕方に行いましょう。
日の当たる場所よりも日陰の方が効果が持続します。
気温の高い日中はすぐに蒸発してしまい、
湿度が上がって逆に不快になってしまう恐れがあります。
ベランダに打ち水をしてももちろん効果はありますが、
すぐに蒸発しますので、少量ずつ行うようにして下さい。
この夏の大暑には、浴衣で打ち水などいかがでしょう。
もう一度、江戸時代の知恵を現代に生かしてみましょう。