これで安心!赤ちゃんの舌苔の原因や取り方を知りたい!
生まれてすぐの赤ちゃんは、元気でプルプルなお肌をしていますよね。
歯もまだ生えていない様な赤ちゃんですが、口の中を見ると舌が白い!
そんな状態が気になっている方も少なくないでしょう。
赤ちゃんの舌の色はピンクが普通ですが、白っぽいのはどうしてでしょうか?
今回は、気になる赤ちゃんの舌苔の原因や取り方などについてご紹介しましょう。
目次
そもそも舌苔とはどんな病気?
赤ちゃんだけでなく大人でも舌苔が出来る場合があります。
そもそもこの舌苔とはどのような病気なのでしょうか?
舌苔は、下の表面に白、黄褐色、黒色の苔状のものが出来る状態をいいます。
舌苔は唾液の分泌腺の機能状態や分泌量、分泌液の状態、口腔内常在菌、体調などによって変化します。
唾液腺は交感神経と副交感神経の両方の支配を受けていて、自律神経の影響では内臓神経との関連が強いと言われています。
ですから、内臓の状態を反映するともいわれます。
とくに胃粘膜の状態がよくない場合には、一般的に舌苔が多く厚くなるようです。
そのため、味覚や感覚を低下させてしまうので食欲減退などで胃腸の保護をしているともいわれています。
健康な状態では舌苔は少なく、適度な量の舌苔は水分の保持や健全な細菌層を作ることなどに大切です。
赤ちゃんの舌が白いのは舌苔?
赤ちゃんの舌が白く見えることがあります。
これって何?
そう気になるママも少なくありません。
実は赤ちゃんの舌が白くなる原因で最も多いのは母乳やミルクの影響と言われます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、ママの母乳やミルクを飲んで成長します。
これらは白い液体の為に成分が舌の上に残ってしまって白っぽくなることがあります。
通常は唾液などで洗い流されるのですが、唾液の量が少ない時や乾燥していたりすると舌の上に白い成分がのこって定着してしまうこともあります。
赤ちゃんのミルクかすなどの白いのが気になってきたら定期的に取り除いてあげましょう。
取り除き方は簡単で、閉められためん棒やガーゼで優しく拭き取るようにします。
水を含ませていないと舌の組織を傷つける可能性があるので気を付けましょう。
赤ちゃんの舌苔をチェックしてみる
実は、赤ちゃんは大人よりも舌苔が付着しやすいと言われています。
それは赤ちゃんの新陳代謝が活発だからです。
ですから、赤ちゃんの舌のよごれが目立っていたり寝起きに口臭がしても基本的には新陳代謝がよい健康な状態なので心配はいりません。
とはいえ、風邪などで体調を崩していることもあります。
その場合には、舌苔が厚くなったり、真っ白いものが付着したり、黄色っぽく変化したりします。
これは抵抗力との関係がありますので個人差もあります。
赤ちゃんの舌苔の取り方
それでは、舌苔はどのように取り除くことができるのでしょうか?
基本的には舌苔は必ず取らなくてはいけないというわけではありません。
上でご紹介したミルクかすなどが付いている場合や舌苔が気になる時に綺麗に拭いてあげましょう。
体調を崩した後などには褐色の厚い舌苔が付いていることもあります。
これもガーゼなどで清潔にしてあげましょう。
赤ちゃんの舌苔の予防方法は?
赤ちゃんの舌苔を予防する方法はあるのでしょうか?
基本的には、口のなかが乾燥しないように水分を取らせてあげることなどが大切です。
水分を取ると口の中のよごれをキレイにあり流すことができて、潤すこともできます。
口の中のネバネバも少なくなるのでよいでしょう。
歯が生えてきた赤ちゃんは、ママが歯磨きチェックをしてあげましょう。
とくに就寝前にはしっかりと磨けているかチェックすることが大切です。
菌は寝ている間に増えることが多いので就寝前にしっかりとチェックして菌の増殖を防いであげたいですね。
赤ちゃんの舌苔は「鵞口瘡」?
みなさんは鵞口瘡という言葉を聞いたことがありますか?
これは舌や頬の内側が白くなる病気です。
感染源はお母さんの産道でカンジダ菌が付着することです。
妊娠後期にお母さんがカンジダに罹っていた場合には感染している可能性もあります。
とくに妊娠中には免疫力が低下してカンジダに普段よりもかかりやすくなっています。
ですから、あかちゃんの舌苔がミルクかすなどと思っていたら鵞口瘡というケースもあるので注意が必要です。
舌だけでなく頬の内側なども白くなっている時には、早めに病院を受診しましょう。
赤ちゃんの舌苔についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、赤ちゃんの舌苔についてその原因や取り除き方などを御紹介しました。
ちょっと気になる赤ちゃんの舌苔ですが、すこし白くなっている程度は新陳代謝がしっかりしている証拠のようですね。
ただ、色が変わった舌苔や量が多かったりする場合には、なにか病気や体調の変化が原因の場合もあります。
自己判断はせずに、気になった場合には早めに受診するようにしましょう。
普段からこまめに赤ちゃんの舌の状態をチェックしてあげると、その変化にも気づきやすいですね。