どうして?気になる耳しこりの原因や治し方が知りたい!
皆さんは、耳たぶにしこりのようなものを感じたことがありませんか?
耳のしこりは触ってみても痛いわけではないのでそのままにしているけれどやっぱり気になる。
そんな方も少なくないでしょう。
では、この耳のしこりは何が原因なのでしょうか?
今回は気になる耳のしこりの原因や治し方、病気の可能性などを御紹介しましょう。
目次
耳のしこりの原因が知りたい
まずは、気になっている耳のしこりの原因からご紹介していきましょう。
耳のしこりの原因にはいくつかが考えられます。
1.粉瘤
粉瘤は、アテロームと呼ばれる良性腫瘍のことです。
耳たぶにできるしこりの多くがこの粉瘤と言われています。
粉瘤は、体のどこにでも出来る可能性があります。
粉瘤の原因は、皮膚の中にある袋状の場所に溜まった老廃物や垢などです。
もちろん毎日お風呂に入って清潔にしているのですが、耳たぶを丁寧に洗うという方は少ないと思います。
ですから、耳たぶにこの粉瘤が出来てしまうのです。
粉瘤はほとんど痛みはありませんが、気になって触っていると雑菌に感染して痛みを伴う場合もあります。
2.肉芽
この肉芽はピアスをしている人に多くみられるものです。
ピアスは耳に穴をあけるのですが、これを体が異物と認識することがあります。
体内に異物が侵入すると体はそれを排除しようとして炎症を起こします。
もちろんピアスを排除することができませんので、肉芽をつくってピアスを隔離しようとします。
3.悪性腫瘍
また、まれに悪性腫瘍が出来ることもあります。
初期の悪性腫瘍は粉瘤とはほとんど区別がつきません。
ですから、ある程度症状が進んでくると粉瘤との違いを感じておかしいと思うかもしれません。
4.痛風
痛風と耳のしこりとの関係があるのは意外かもしれません。
男性に発症することが多いのが痛風ですが、女性で痛風の人もいないわけでもありません。
痛風を発症すると体の末端に尿酸の結晶ができてしまうので耳たぶにもできることがあります。
痛風の症状としては、足の指の痛みなどの違和感もありますのでわかりやすいでしょう。
5.リンパ節炎
耳たぶでなく耳の下にぐりぐりとしたしこりがある場合には、リンパ節炎である可能性があります。
リンパ節炎はリンパ腺の腫れによっておこります。
細菌によって腫れるのが原因の事が多く、自然治癒することが多いのですがまれにがんの可能性もあるので一度は病院に受診するとよいでしょう。
耳のしこりの治し方は?
耳にしこりが気になったらどのように治すことができるのでしょうか?
まず、耳のしこりが気になった時は耳鼻咽喉科を受診することが大切です。
しこりの原因はいろいろあるので自分で判断するのはちょっとむずかしいからです。
そこで医師に耳のしこりの原因を判明して貰ったらその後、治療法を指示されるでしょう。
実は、粉瘤にかんしては市販の治療薬も販売されています。
ただ、粉瘤だと自分で判断することは難しいですし、実は別の病気の可能性もありますのでやはり医師の診断を受けましょう。
とくに耳のしこりが大きくなって来たり、痛みを伴ってきた場合には早めに受診することをおすすめします。
耳のしこりを予防するには?
耳にしこりができる原因はいくつもあることを御紹介しました。
その原因によっては予防することもできます。
その予防方法もご紹介しておきましょう。
1.耳たぶを触らない
緊張したりすると耳たぶを触るくせがある方がいるでしょう。
耳たぶを触ることで雑菌が耳につきやすくなるので耳を触るくせがある人は気を付けた方がよいでしょう。
また、粉瘤ができやすい人は入浴時に耳たぶの裏なども丁寧に洗うようにしましょう。
2.ピアスの穴は専門医で開ける
最近は自分でピアスの穴をあけることができる機械が販売されていますが、できれば専門医で開けてもらうことをオススメします。
とくに初めてピアスの穴をあける場合には病院で行いましょう。
また、複数のピアスを開けると体が異物と認識しやすくなるのであまりたくさんあけないようにしましょう。
3.痛風予防に生活習慣を見直す
耳のしこりの原因の一つに痛風があります。
この痛風を予防するためには生活習慣を見直すことが大切です。
とくにプリン体を多く含んだ食品は痛風の原因となりやすいのでビールや魚、だし汁などは気を付けて摂取するようにしましょう。
耳のしこりについてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、耳のしこりについて、その原因や治し方などを御紹介しました。
耳にしこりがあると感じたことがある方も少なくないでしょう。
私も実際に耳にしこりがあります。
触ってみるとわかるのですが、これはピアスの穴の周辺にあるようです。
ですから、記事で書いたピアスの穴が原因ということになります。
このほかにもさまざまな原因がありますがほとんどは問題のないもののようです。
ただ、まれに腫瘍などの場合もありますので気になる場合は早めに一度専門医を受診することをオススメします。