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おむつなし育児という育児方法をご存じですか。

私は今2歳2ヶ月になる息子をおむつなし育児で育てています。

最近は、紙おむつが普及して、なかなかトイレの自立が出来ない子どもが多くなってきています。

おむつなし育児では、子どもの排泄が、小さい頃からできるだけ自然なかたちでできるように取り組んでいくものです。ここでは、おむつなし育児について紹介します。

目次

1.おむつなし育児とは

おむつなし育児とは、できるだけ自然に近い形で排泄させてあげるものです。

おむつなし育児といいますが、おむつを使用しないわけではありません。

おむつも使用しながらも、すべての排泄をおむつのなかでしないこと、できるだけおむつの外にさせてあげるようにするものです。

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2.おむつなし育児のやり方

・排泄する場所

おむつなし育児では、できるだけおむつの外でさせてあげようとするものです。

そのため、場所はトイレでなくても構いません。

おまる、トイレ、お風呂場、屋外、広げたおむつ、などおむつの外の解放された場所であればどこでも大丈夫です。

うちの子どもは、生後4ヶ月からホーローおまるを使用しています。

ホーローおまるは、おまるに見えないし、どこにでも運べて、持ち運びに便利なためいいアイテムです。

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・排泄のタイミング

寝起き、おんぶから下ろしたあと、出掛けて家に帰ってきたとき、授乳直後、食後、入浴前後などにおしっこをしやすいです。

その子によって排泄のタイミングがあります。

おむつなし育児をしているうちに、子どもの排泄のタイミングや排泄したいしぐさが分かってきます。

うちの子どもは、寝起きと授乳直後は確実におしっこをしていました。

・使用する物品

おまる

おまるは、持ち運びもできて、いつでもどこでもすぐにできるため便利です。また子どもが小さいときから使用できるため、あれば便利です。

紙おむつ

紙おむつは使用しないという人もいますが、使用しても大丈夫です。私は、外出中や、寝るとき、自分が疲れたときは紙おむつを使うようにしています。

布おむつ

布おむつのメリットは、子どもが気持ち悪いことに気がつくことです。

紙おむつは、さらさらしているので、ずっと紙おむつで育った子どもは、自分がおしっこをしていることも分からなかったりします。

おしっこの自立の第一歩は、自分がおしっこをしていることに気がつくことです。

まずは、自分からおしっこが出ていることに気がつくが大切です。

布おむつカバー

布おむつカバーをしていると、布おむつでももれません。

けれど、うちの子どもは、布おむつカバーをすると、かぶれました。

皮膚の弱い子どもはおむつカバーでかぶれることがあるので注意が必要です。

おむつバンド

おむつバンドは腰につけるヘアバンドのようなものです。

このバンドに布おむつを前と後ろに垂らしてふんどしのような状態にします。

一枚では、漏れる割合が多いため、二枚重ねて使用したりします。

うちでは夏場の家にいるときは、このふんどしスタイルでいることが結構ありました。

それでも漏れるので、床はしょっちゅう拭いていました。

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股割れズボン

おむつバンドをしたふんどしスタイルだと、漏れたときに、ズボンまで変えなければなりませんが、股割れズボンを使用していれば、布おむつだけを変えればいいので、おむつ変えが楽チンです。

その上にスカート上のものを被せれば外からはわかりません。

布パンツやトレーニングパンツ

一才過ぎれば、おしっこをする回数も減り少しずつできるようになってくるため、布パンツやトレーニングパンツの使用をお奨めします。

うちの子どもは、一才過ぎたころから布パンツをはいています。

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おむつなし育児を始める時期

おむつなし育児はいつ始めても大丈夫です。

けれど、生後3~5ヶ月は黄金期と言われており、この頃におむつなし育児を始めるとスムーズにおむつの外で排泄できるようになると言われます。

生後すぐでも抱っこしておまるでおしっこをしている子どももいます。早すぎることはないので、いつでも始めて下さい。

3.おむつなし育児をしている子どもの成長

生後3~5ヶ月

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おむつなし育児では、この頃は黄金期と呼ばれます。

おまるなどに座るのを嫌がらないときであり、スムーズにおむつなし育児が始められます。

うちの子どもは、この頃に始めました。

この頃は30分おきに座らせると、かなりの高い確率でおしっこをしてくれていました。

おまるのなかにおしっこをしてくれると嬉しいです。

生後6~18ヶ月

この頃、おまるいやいや期がやってきます。

おまるに座らせると、いやいやと言うので、無理に座らせずに1日に一度はおまるに座らせて、あとは無理強いはしないようにします。

うちの子どもも、いやいや期がありました。

結構長い間、いやいや期でしたが、そんな時期が、どの子どもにもあると聞いていたので、焦らずのんびり構えていました。

一才前後

少しずつ排泄の機能が整ってくる頃です。

おしっこをする回数がぐっと減り、膀胱におしっこをためられるようになります。

同時に自分がおしっこをすることが分かり、早い子どもでは、おしっこを教えてくれることもでてきます。

うちの子どもは、一才頃はまだおまるいやいや期でした。

でもおしっこの回数はぐっと減り、洗濯物は減りました。

おまるをおしっこする場所という認識は出始めていました。

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二才前後

少しずつ排泄が自立していく頃です。

排泄することが、自分で分かり始めて、おしっこを出る前に教えてくれたりもできてきます。

それでも失敗することも多いです。失敗を繰り返しながら自立に向かっていきます。

だいたい二才半頃に排泄が自立する子が多いです。

うちの子どもは、のんびりさんのようで、まだおしっこをする前に教えてはくれません

。おしっこをした後に教えるのと、あとは遊び感覚でおまるに座っています。

友だちがトイレに行けば、自分もトイレに行くといいます。まだ、もう少しかかりそうです。

4.おむつなし育児の効果

・子ども側

おむつなし育児をしていると、おむつの外で排泄ができて気持ちがいいです。

また、早くおむつを卒業できる子どもが多いため、紙おむつをしている気持ち悪さがありません。

おむつなし育児をしている子どもは、おしっこを溜める力がつきやすいため頻尿になりにくいです。

・大人側

おむつなし育児をすることで、子どもの排泄のタイミングが分かるようになります。

子どもの排泄と上手に付き合うことで、子育てに自信が持てるようになります。

何より、トイレやおまるでおしっこをしてくれると嬉しいです。

おむつなし育児では、排泄の自立が早くなる子どもが多いためトイレトレーニングをしなくていいです。

5.おむつなし育児を上手く進めるために

・無理しないこと

おむつなし育児は、トイレトレーニングではありません。

そのため、トイレでおしっこ、うんちをすることが目標ではありません。

失敗しても構いません。

子どもがおむつの外でおしっこをすることを気持ちいいと思えるように、できるだけ自然なかたちでさせてあげることです。

そして、がんばりすぎなくて大丈夫です。

紙おむつを使うときがあってもいいです。

おまるにできないことがあってもいいです。

できるときにできるだけ行うことが大切です。

・おむつなし育児の進みかた

おむつなし育児は、まずは排泄物が自分から出ていることを知ることです。

次に、しーしーと合図ができるようになることです。

そして、トイレやおまるに慣れることです。

少しずつ焦らず進めていくことが大切です。

・一緒に行う仲間がいること

私はおむつなし育児をしているサークルに入っています。

月に二度、現状や困っていることを話し合いながら、おむつなし育児をしています。

この仲間というのは私にとってはとても大切です。

一緒にやってくれる人がいるから、困っていることを聞けるから、少しずつでも取り組めるのだと思います。

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6.おむつなし育児をやってみて思ったこと

おむつなし育児、私はこのサークルに入るまで、全く知らないものでした。

普通に紙おむつで生活して、二才過ぎてからトイレトレーニングをするものだと思っていました。

けれど、サークルに入り、いろいろな人の経験談を聞くなかで、子どもの排泄に寄り添うことは大切だと思ってきました。

現在は、紙おむつが普及して、紙おむつの性能がいいからこそ、なかなか紙おむつが外れません。

下手したら小学生に入るまで紙おむつを使用する子どもがいます。

考えてみて下さい。紙おむつのなかでおしっこをしたいと思う大人はいるでしょうか。

女性は生理があるためナプキンを使用します。

ナプキンは使用していると気持ち悪くないですか。

ずっとつけていたいものではないはずです。

きっと子どもも同じなのです。

でも、子どもたちは、紙おむつしか知らないし、そこですることが普通のことだと思っているため、紙おむつのなかでおしっこをするのです。

そして、ある日突然、もう、お兄さんだからトイレでしなさいと言われます。とても戸惑うと思います。

生まれたときから、おむつの外でおしっこをしていれば、戸惑うことなく、おまるやトイレでできるようになります。

最近は、保育園や幼稚園でおむつを外してもらう人も多いです。

それが悪いことだとは思いません。

でも昔は自宅で自然におむつが外れていたのです。

子どもの排泄に寄り添うことは、決して難しいことではないと思います。

少しだけ手間をかけて、少しだけその機会を作ってあげれば、今より子どもともう少し深く向き合うことができるのではないかと思います。

何より、子どもがおまるやトイレでおしっこをできるたときは本当にとても嬉しいです。

無理してがんばりすぎなくてもいいのです。

1日のうち何度かだけでもトイレに座らせたり、1週間のうち、何日かだけでも、おまるに座らせるだけでも違うと思います。

大切なのは、できるだけ自然に近い形で排泄させてあげることです。

おむつのなかが、排泄する場所ということを教えず、おむつの外で排泄をすることが気持ちいいことと教えられたらいいなと思います。

紙おむつに頼りすぎない育児を見直してみてもいいかなと思います。