Pocket

  [スポンサードリンク]

これからご出産される方に、初めての出産の1から10までを!

そして、第一子と第二子の出産の違いについてお話ししたいと思います。

まず、私は8年前に第一子である女の子を、そして4年前に第二子である男の子を、出産しています。

目次

◉「第一子」陣痛のはじまり!?

imasia_14949315_M

予定日から4日過ぎた明け方、なんだかお腹が規則的にキューっと張る感覚がありました。

もしかして待ちに待った陣痛かな?とは思いましたが、そこまで痛いわけでもなく、なんか我慢出来そう!と思い、冷静に時間を計ります。

私の場合は、第一子なのでかなり痛い陣痛が10分間隔になった時点で病院に電話連絡を!と医師から言われていたので、我慢していました。

その時12分、10分、8分、また12分と不規則でした。

不規則ながらも、1時間間にかなりの回数の陣痛が来ていたので、午前10時ごろ直接、主人の運転する自家用車で病院へ向かいました。

◉病院到着!!

病院へ着くなり、診察室へ入ります。

不規則なんですが、、、1時間の間にかなりの回数の陣痛があります。と伝えると、そのまますぐに内診室へ通され、内診となりました。

内診の結果は、「うん、赤ちゃん下がってきてるし、子宮口も4センチ開いてるのでこのまま帰宅するのは危険ですね。破水してしまったらいけないので、どのみち今日明日には産まれそうなので、このまま入院にしましょう」と言われ、

そのまま入院の手続きを主人に託し、病室へ案内してもらいました。そして、お腹にたくさんのモニター器具を付けて、陣痛の監視を始めます。いわゆる陣痛監視装置です。

看護師さんに「うん。けっこう良い陣痛が来てるね!」と言われて、何だか嬉しい気持ちになってしまいます。

  [スポンサードリンク]

◉病室から陣痛室へ移動

モニターの波を見て、看護師さんが「何だか本当に良い感じだから陣痛室に移動しましょうか!」と私を陣痛室へ案内してくれました。

結構良い陣痛が来てると言われたけど、一体いつ産まれるの?と不安ながらもベッドへ横になります。

そして、自分的には結構辛くなってきた陣痛を、立ち会い出産希望の主人と2人でひたすら耐えました。

看護師さんには、「何かあったら呼んでね(^^)」と一言だけ残し、私はひたすら痛みと戦います。主人に尾てい骨のあたりを押してもらうと少しラクな気がしました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

◉我慢できない!

陣痛室に移動して6時間!もう結構な時間が経っていますが、、、陣痛の間隔は8分。

それは初産では普通の事らしく、ちょくちょく様子を見に来てくれる助産師さんは、「痛いだろうけど、まだ産まれないわね。」とサラッと言います。(泣)

えーっまだー!?と、そろそろ本格的に、これはマズイぞ。耐えられない痛みだぞ。と思ってくる私でしたが、お腹の赤ちゃんも同じように頑張っていると思えば、耐えるしか無いのです。

主人は心配そうな顔をして、ひたすら私の腰をさすってくれます。

今考えると、主人が隣に居てくれた事で、とても安心で心強かったです。

shutterstock_140177479

◉やっぱり我慢できない!

サラッとナースステーションに帰る助産師さんの背中を眺めてから2時間、この時の陣痛は4分間隔に。

やっぱり我慢できなーい!もう産まれると思んだけどっ!と言う私の訴えに、主人が助産師さんを呼びます。

そしてまた内診します。

が!!!「まだねーー!いま子宮口7センチかな!10センチで全開。平均で言うとだいたい1センチ開くのにかかる時間は1時間。

個人差もあるし、その時の状況にもよるからねー。そうねぇ、あと3.⒋時間ってとこかしら?その前に破水した場合は呼んでね(^^)」と言われ、またナースステーションへ帰ってしまいました。

もうこの瞬間、この痛みをあと数時間も耐えろと!?と言う不安と、本当に3時間そこそこで産まれるのか!?という不安でいっぱいでした。

◉身体が勝手に息みだす!

陣痛が3分間隔になったあたりから、自分の意思で息んでいないのに、身体が勝手に息みだすようになってきました。

助産師さんには、決して勝手いきまないで!!と言われていたので、息みを逃すのがとても辛く、助産師さんを呼びます。

勝手に身体が息んでしまうんです。。と伝えると、

「子宮口が8センチかなー?もうすこしねー。息みは頑張って逃がして!陣痛の波が来たら、ふーーう!ふーーーう!と声に出して呼吸に集中して!」とアドバイスをくれます。

そう言ってる間にまたまた陣痛の波が!居合わせてくれている助産師さんが、モニターを見て、「うん、わかるよ、来てるね!ふーう!ふーーーう!私に合わせて!ふーーーう!ふーーーう!」と呼吸を合わせてくれます。じゃあ頑張って!とまた居なくなってしまいましたが、今度は主人が陣痛のたびに呼吸を合わせてくれます。

2a160926274ef58754f00182a11a3434

◉何かが弾けた!!そして分娩室へ!

そうして、息み、痛みを逃がしてるうちに、バンっ!!とお腹の中の大きな風船が割れた感覚と共に、ザバーーっと水が流れる感覚がありました。

その瞬間に、破水だ!!と自分で理解ができました。

そして主人が、急いで助産師さんを呼びます。

この時の陣痛は、余裕がなく明確に覚えて居ないけどおそらく1分位だったかな!?と思います。助産師さんが小走りで来てくれました。

「あ!破水したね!、、、子宮口も全開!これならイケる!!分娩室に移動します!歩いて分娩室にきて!!」と言われます。

私は、えっ?歩いて?歩けないけど!と思いましたが、仕方がありません(笑)歩いて分娩室に移動します。

分娩室は、陣痛室のすぐ隣のお部屋でしたが、そのわずかな距離の間にまたまた陣痛の波が!

たまらず立ち止まり、かなり荒い呼吸で分娩室に到着しました。

◉分娩台

「とりあえず、立ち会いされるお父さん、これを着てください!」と手術の時の医師のような格好に変身した主人が分娩室にいます。

「そしたら、はい!お母さんいよいよ分娩台に乗って!」と言われ、陣痛にもがきながらも、分娩台にのぼります。

「点滴などの準備に入るから、もう少し陣痛を耐えていてね!?勝手に息んでしまうと、赤ちゃんが、苦しいから息みは逃がして!」と言われ、点滴をされながら陣痛を耐えます。

この陣痛の痛みに耐えるのも、あと数分!頑張れ赤ちゃん!頑張れ私!と自分を励まし、いよいよ医師も到着です。

◉息み開始!

いよいよ陣痛の波とともに息みを開始します。

このときは医師ではなく、助産師さんがリードしてくれます。

モニターを見ながら、はい!息んで!とタイミングを計ってくれます。

息み方も詳しく説明してくれます。

「背中を浮かせないで!頭を少し持ち上げておへそを見て!!息みを止めないで!そう!上手よ!」とアドバイスをくれます。腰の両横辺りにバーがあり、そこを手で掴んで息みます。

このとき、このバーを掴んで自分に引き寄せるように、引っ張るようにすると、うまく息めます。

助産師さんは、頭が見えてるよ!と、実況で教えてくれます。

助産師さんが、くるくると赤ちゃんを旋回させながら、うまく出てくるよう促します。

ある程度赤ちゃんが下りてきた所で、息まないでハッハッハッハッ!と短い呼吸をして!と指示があり、短い呼吸に切り替えると、スルッと赤ちゃん誕生です!!

◉赤ちゃんが誕生!

cd74df53fb8d9f2ec90a7eba9dc72914-480x320

赤ちゃんがいよいよ誕生です!!助産師さんは、赤ちゃんの鼻から羊水を吸い取ってくれます。その瞬間、「ぉんぎゃー!んぎゃー!」と、元気な産声を上げました!

その愛らしい泣き声に、今まで感じたことのない感動があります。

「元気な女の子ね!!肉付きの良い子ね!ママがお腹の赤ちゃんにたくさんの栄養を送ってあげていた証拠ね!」という助産師さんの言葉に、「本当にありがとうございました!」と涙が止まりませんでした。

隣にいる主人は、私以上に泣いていました。(笑)

綺麗な産着を着せてもらった我が子は、「1番最初はお母さんの抱っこよ!」と、分娩台の私の腕枕でスヤスヤ眠ります。

これが言葉にならない程の感動で、夫婦そろって我が子をじーーっと見つめていました。

主人は、この時私に「お疲れ様!本当にありがとう!、、、本当に!ありがとう!」と涙ながらに言ってくれました。

◉出産後の分娩台

出産を終え、赤ちゃんを抱く前に、赤ちゃんは産まれたのにもう一度軽い陣痛がやってきます。

それは、最後に胎盤が排出されるからです。

切ったへその緒に繋がって、胎盤が出てきます。

それが済んだら医師が、出産で裂けた中の部分や入口を丁寧に縫ってくれます。

局所麻酔をします。麻酔をしていますから、それほど痛いものでは無いし、何より陣痛の痛みよりは何百倍もラクです(笑)

そして、その処置が終わると助産師さんがまるでオムツを付けるように産後パッドを重ねて産褥ショーツをはかせてくれます。

そのまま、二時間は動いてはいけません。

私は朝の7時に出産したため、ちょうど朝食の時間でした。

助産師さんが「疲れたでしょう?お腹すいたでしょ?食べられそうなら少し食べてみて!」と分娩台まで朝食を運んでくれました。助産師さんの優しさにまた涙が止まりません。

確かに何も食べずに一夜を明かしての出産だったのでお腹は空いていましたが、気分が高揚しめ少ししか食べられませんでした。何より息みすぎなのか喉が痛く、ツバも飲み込めないほどでした。二時間、分娩室で主人、私、赤ちゃんの3人で過ごし、ここで家族という存在を実感しました。

助産師さんは、時々のぞいてくれて「大丈夫?具合は悪くない?寒くない?お産の後は出血が多いから、寒気がするのよ。毛布持ってくるね!あ!お父さんも赤ちゃん抱いてあげてね(^^)可愛い我が子の誕生だもの」など、とても優しく気にかけてくれました。

shutterstock_199072394-480x320

◉分娩室を退出!

ようやく二時間が経ち、私は分娩台からゆっくり降り、主人と共に分娩室を出ます。

分娩室を出たのは午前9時半頃なので、分娩室の外のロビーには、私の両親が駆けつけてくれていました。

「産まれたのね!?女の子!?いやー、本当にお疲れ様ー!」と母に肩を叩かれ、母もきっと、こんな気持ちで私を産んでくれたのね。と思う瞬間でした。

父と母は、新生児室に来た初孫を眺めて、今まで見たことのない幸せそうな微笑みを浮かべていました。

そして病室に戻る私は、助産師さんと一緒に、トイレに寄ります。

お産の後は、骨盤の中が麻痺していて尿意を感じずらくなるそうです。

なので、分娩室をでたその足で、縫った所が痛いとは思うけれど、トイレに座ってみて?と助産師さんが連れて行ってくれました。

今縫ったばかりなのに!と、とても恐ろしかったですが、なんとかトイレを済ませ、病室に戻りました。そして、少しゆっくり眠ってね?と、助産師さんが布団をかけてくれました。

◉産後の母子手帳

e4ac2da82389b29e_baby-talk.xxxlarge_2x-810x540

お産を終えて、記入された母子手帳を見ると、出生日時、血液型、体重、身長が記入されていました。

7時15分。2985グラム。50センチ。と記されていました。

その他、出血量や出産の異常の有無など、色々な事が書かれていますが、目に留まったのは陣痛の総時間。

21Hと書かれていました。そうか、私21時間陣痛に耐えたんだ。とそこで初めて知りました。

冷静に考えるとものすごく長い時間ですね。

そんな事を考えたり、我が子の顔を思い出したりしながら眠りにつきました。

◉新生児室へ行ってみる!

午後2時を回り、面会時間になったので、一度帰宅した主人と両親がまた来てくれました。

そして、家族を引き連れて新生児室に歩いて行ってみました。

我が子はスヤスヤスヤと眠っています。赤い顔をしていたので、だから赤ちゃんって言うのね?と思いました。

助産師さんが赤ちゃんを見に来た私達に気付き、我が子を新生児室からロビーへ連れてきてくれました。

抱っこしてあげて下さい(^^)と言ってくれたので、私は未だ孫を触ったことのない母に抱かせてみました。

母は涙を流して、可愛いねぇ。と何度もつぶやいていました(^^)

父は、ひたすら一眼レフのカメラで撮影していました。おそらく、30枚以上撮っていたと思われます。(笑)

◉授乳&オムツ替え

初めての授乳では、なかなか母乳は出ませんが、赤ちゃんは本能できちんと吸い付いてくれます。その姿がとても愛らしく、本能とはすごいものだなと思いました。

しかし吸い付いてくれるとは言え、上手に母乳をあげるのも、意外と難しいもので、赤ちゃんが、うまく吸い付けるようお母さん達は必死に練習です。

そして、母乳をあげたあとに、足りない分を新生児用ミルクで補ってあげます。母乳を飲ませる前と後に必ず赤ちゃんの体重測定をし、必要な量の母乳、ミルクを飲ませます。オムツ替えは、授乳の前と後にします。

オムツを替えてあげて、サッパリした気持ちで母乳を飲ませてあげるのです。

そして、母乳とミルクを飲ませたらすぐにオムツが濡れるので、またオムツを替えてあげます。

imgrc0067176610

◉寝るのが仕事!?

新生児のうちは、飲んで寝ての繰り返しです(^^)お腹が空くと、きちんと、泣いて教えてくれます。それ以外はずっと寝ていました。

◉出産を終えて&第二子の出産について

はじめての出産を経験し、母の偉大さを実感しました。痛みに耐えること。

けれど、我が子のためなら命に代えても耐えられること。

我が子をこの手で抱いた瞬間。助産師さんの心の温かさ。

母乳をあげる瞬間。私に代わってパパがミルクをあげてみた時。すべてが感動でした!

病院に入院しているうちから、初めての育児が始まりましたが、とまどいも多く、母や助産師さんの言葉やアドバイスにたくさん助けられました。

その四年後、私は第二子である長男を出産しました。同じ産婦人科での出産でした。

Man touching his pregnant wife's belly

第二子の時は、陣痛の運びなどが分かっていたので、不安やとまどいは無く、痛みを耐えるコツもきちんと自分の身体が覚えていました。陣痛の進みが第一子の時より数段早く、第二子と言うこともあり早めの選択で、夜7時に病院に着いて、夜中の3時には産まれました。

もう産まれるなど、自分でだいたい予測がつきました。

ただ、第二子の出産の時は男の子だったので、息んでも息んでも出てこない!と焦ったのを覚えています。

女の子の時よりも頭も大きいし、肩幅もあるため引っかかるのです。

第二子は、3105グラムでしたので、長女の時よりも少し大きいだけなのに、生まれてきた長男を見て、やっぱり男の子は骨格が大きいなと思いました。

産む瞬間は、大きかった第二子のほうが辛く感じましたが、陣痛に関して言えば、本当に数百倍ラクでした。

時間も3分の1ほどしかかからなかったので、産後は体力が余っていました。スタスタと歩けてしまえる程でした。

第二子の時は、入院も1日短くなり、産後4日で退院しました。

第一子のときにあった授乳やオムツ替え、沐浴指導も、第二子では省略です。

我が家では、パパが沐浴担当なので、パパのほうが新生児のお風呂は得意です!

これから出産を経験される皆様も、ぜひ!一つ一つに感動を噛み締めてください!

幸せな気分を噛み締めてください!