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一流の美容師アシスタントになるためには
アシスタントとはスタイリストとなる階段です。
しかしアシスタントは修行の立場ではないのです。
アシスタントでもプロの意識を持ちましょう。
売れてる美容室には必ずプロのアシスタントがいます。
スタイリストが一流ならばアシスタントも一流でなければならないのです。
これは美容師だけではありません。どこの業界でもそうですよね?
看護師だって手術のアシスタントをします。漫画家にだってアシスタントは必要です。
アシスタントの力で結果が変わってくると言っても過言ではないでしょう。
ではどのようなアシスタントが望まれているのか、という疑問です。
まず1番身に着けたいのが「先読みする力」です。
看護師で例えてみますが、メスを渡すタイミングが1秒ずれれば1秒終わるのが遅れるのです。
それがもしかしたら命取りになるかもしれません。
相手が何を次するのか、何を求めているのかを考える力は非常に大切です。
逆にそれができるようになってしまえばそれが強みになるでしょう。
美容師の場合もスタイリストが欲しがっているものをその時手渡せるかで営業のスピード感も変わりますし、1日に呼べるお客様も増えるかもしれません。
お客様の時間を頂いてるわけですから、アシスタントがうまくいかないとお客様もだらだらと座っていなければなりません。
それを回避するのもアシスタントの役目です。
いかにフロアを効率よく見て、スタイリストの動きを観察するかが問われます。
自分で先読みしたことは私自身沢山あります。しかし先読みした気遣いが当たった時はとても嬉しいです。
なので指示された事だけではなく自分でもガンガン責めて見てください。
怒られて当たり前、当たったらラッキー程度でいいのです。
それで結果「先読みする力」がついてくれば、プロのアシスタントの第一歩です!!
プロの美容師アシスタントはいつでも笑顔でいよう
プロのアシスタントはどんな時でも笑顔で居なければなりません。
失恋したとき、友人と喧嘩した時、先輩に怒られた翌日でもいつでもです。
毎日朝早く練習して夜遅くまで練習して営業もボロボロになるほどいそがしくて掃除して・・・と
体力的にきついのは当たり前ですが、美容室とはどんなところでしょう?
「キラキラして夢が溢れていてワクワクする場所」じゃありませんか?
あなたの憧れてた美容室はどうでしたか?
あなたの憧れていた美容師さんはどうでしたか?
なにがあってもどんより顔で、テンション低そうにしてスタイリストやお客様に気を遣わせてはいけません!
笑顔でいなければいけないのです。
私は働いている途中に父が海外出張のさい脳梗塞で倒れたから一緒に来てと母から連絡があった時、内心不安でしたがオーナーに伝えただけで結局私は仕事を選びました。
だって必要としてくれて、私の笑顔で喜んでくれるお客様がいたのですから。
1日の仕事はハードです、私情で辛いこともあります。
しかしそれを乗り越えて笑顔をキープするのが一流でしょう。
最初は難しいと思います。私も性格上、気分の波が激しいのでかなり先輩には迷惑を掛けました。
バックルームでなんども顔が暗いと指摘されましたし、泣き虫だったので大変でした。
それでも鍛えれば何とかなるものです。
今では笑い話ですが鼻血が止まらないとき、そんな時でも必死ですすってシャンプーして会話していましたよ笑
今はしんどい時期かもしれませんがプロとはそういうことです。
鏡を見て笑ってください。そこには未来の貴方がいるはずです。
美容師アシスタントは空気を読もう!
「空気を読む、入っていく!!」ということを私は学んだのでお話したいと思います。
空気を読むのは簡単なことではありません。
しかも自分をアピールしなければならないので空気を読みながら、空気に入っていくのが大切です。
「あの子がいるとなんか気分がいい」そんな存在を目指しましょう!
そのためにはお客様が主役なのは勿論ですが、パフォーマーでもあるスタイリストも持ち上げられると最高ですよね。
スタイリストさんが気持ちよく仕事ができれば、モチベーションもあがり仕上がりもよくなるので、お客様も満足して、リピーターになりやすい空気を作るのです。
自分の力がお店の満足度につながってると思うと自分もやる気が出てきます。
お客様と仲良くなれる機会にもなれるかもしれません。
また会いたいと思われたり、アシスタントについて欲しいと思われるきっかけにもなります。
持ち上げておいて損はありません!笑
ただし「空気を読むこと」が大前提です。
自分のやりたいばかりを優先しないで、自分が今何をすべきかを考えアシスタントと言う立場で出来ることをしましょう。
私はお客様と話が会ってどんどん会話に踏み込んでいってしまったことがあり、怒られてしまったことがありました。あくまでもスタイリストさんのお客様でしたから。
自分はアシスタントということを忘れないように・・・。
でもリピートでお客様が来てくれた時に自分の事を覚えててくれたり、前回のお話ができた時は「やった!」という気持ちになれます。
ただアシスタントとして立っているだけではなくアシスタント時代から自分を売り出す練習をすることが重要なのです。
是非「空気を読んで、中に入っていける存在」になってほしいと思います。
美容師アシスタントは技術を盗め
アシスタントのプロ、それは「技術を盗め」です。
基本的に普段アシスタントはスタイリストの傍にいますよね?
その時自分が出来ること全てしましょう。
アシストするのは出来て出来て当たり前。
どうせ観察してるのですから、だったら技術を盗んでしまいましょう!
大体のベースカットは学校で習っているはずです。
そこから、こうやってカットするとこんな仕上がりになるんだ、ということを予測してみましょう。
カラーも同じです。
私はカラーが大好きだったので特にカラーに関しては貪欲でした。
絶対になんのカラー剤かメモをとり、予測した色と仕上がりの色を書いて勉強していました。
カラーは色んな薬剤を混ぜて作る色もあるので本当に難しいですが1番私は楽しかったです。
パーマも沢山の薬剤があります。
薬剤はちょっとでも間違えてしまうと失敗につながります。
仕上がりイメージに合わせて的確な薬剤が使えるように効果と基本は完全に覚えておいて、時間経過も自ら提案できるようにタイマーも持っておくと良いでしょう。
どんな技術もデータが必要です。
自分にお客様がいないのだからスタイリストのお客様を全てデータにして自分のものにしてしまえばいいのです。
これはアシスタント時代にしかできない事です。
時間を有効に自分が学べるうちに、教えてもらえるうちに全て盗んでください!
私は1年で仕事中用に使うメモ帳が3冊はなくなりました。
他にもまとめノートを作っていました。
それが今、カラーのレシピのように頭の中に入っています。
学ぶことが多くて大変なのは苦しいほどわかりますが、乗り切っていきましょう!
美容師アシスタントは人脈を大切にしよう
アシスタント時代でも、めざすところはトップスタイリスト!!
それでこそプロのアシスタントです!
アシスタントでもできること、未来につなげられそうなものは何か考えて見ましょう。
スタイリストのお客様との出会いも大切です。
スタイリストの人脈に触れられるのもアシスタントの特権!
私はもともと人が好きなのでどんどん近づいていきました。
スタイリストには怒られることもありましたが、私と話がしたいからという理由で来てくれて、カラーもシャンプーも任されたことがありました。
そして最終的に私のお客様となりました。
そんな出会いもあるので本当にアシスタント時代の頑張りでデビュー後が変わってきます。人との縁は大切に、です。
また現場の撮影のお仕事に連れていって貰った時などはかなり動き回りました。これは先輩に教えてもらったことです。
自分の作品でなくても、時間があるなら有名な方の作品作りをお手伝いすること。
これは美容室にもよるとおもうので、臨機応変によろしくお願いします。
私の場合はとにかく近づけるなら役に立てるように、誰よりも使える人間になろうとしてましたね。
大先輩でさえやっているので負けじと頑張っています。
仕事の奪い合いですね。
それともう1つ伝えておきたいことがあります。
それはアシスタント時代を決して忘れないものにすること。
ノートとかも全部残しておいてください。
後輩が出来た時、出来る先輩でいてください。
もしデビューの日が来たとき、アシスタントの心理を知っておけば、きっと素敵な素敵な先輩で売れっ子スタイリストになれるでしょう!