Pocket

  [スポンサードリンク]

目次

環境色彩計画

全ての環境は、公的空間(パブリックゾーン)と私的空間(プライベートゾーン)、公的にも、私的にも使用される空間(セミパブリックゾーン)に分類されます。

パブリックゾーンとは、多くの人が共有し利用する空間の事です。

個人の好みは抑え、多くの人に馴染みやすい色彩にします。

また、その環境や特性を理解し、それを上手く取り入れ色彩に反映していきます。

プライベートゾーンとは、個人的に利用する空間の事です。

oji11

利用者のセンスや個性、好みなどを考え、かつその人が心地よく過ごしやすくできるような色彩にします。

セミパブリックゾーンはパブリックゾーンとプライベートゾーン両方の要素を持つ空間です。

個人の好みと、そこに出入りし利用する人に馴染む色彩をどちらもバランスよく取り入れます。

また個人が利用する時間がながいのか、そうでないかによっても色彩計画は変わってきます。

配色には、統一と変化という2つの方法があります。

環境色彩を計画する場合、この2つの方法を基礎にそれぞれの用途や目的に応じで配色をしていくことが、調和のとれた配色の決め手となります。

全体的にまとまって見えるが適度に違う種類の違う色があり統一感の中にもリズムが感じられる場合と、一見バラバラな色を使っているようにみえても全体を見渡すと統一感を感じる場合、このどちらも配色のバランスはよいといえます。

時には、変化と統一どちらか1つに絞って配色を行うことも必要となります。

環境色彩の配色は、この2つを効果的に取り入れた配色を行うことがポイントとなります。

  [スポンサードリンク]

エクステリアの色彩計画

エクステリアの色彩計画は、視野を広く持ち自然環境を含めた町全体、都市全体で色彩をとられ計画することが基礎となります。

戸外での生活の安全を守ることをベースに、多くの人が適切で好ましいと思うような環境計画を実現していくことが望まれます。

そのためには、その町の持つ雰囲気や歴史的な背景、都市開発の目的などを理解する必要もあるでしょう。また、その地域の自然環境の特徴を調査し、分析することも必要です。

環境によって土や樹木の色は変わってきます。

7059

特に古くからある建物が多く残されてる街や自然豊かな街では、エクステリアにも自然素材が多く使われているため土の色や、樹木の色によって町の持つ色も変わってきます。

エクステリアの色彩計画はその空間やその街らしさを生かしさらに魅力的になるよう様々な角度から検討しなければなりません。

その為の基本な考え方として2つあります。

①周辺環境との用途に応じた色彩を選ぶ何のため建物なのか、何に利用されるのかを考え色彩計画を立てます。

人々が楽しむことを目的としたレジャー施設と病院ではエクステリアに求められる色彩も変わってきます。利用目的と色彩が会わないと利用施設を混乱させ不快な気分にさせてしまいます。

目的と用途に応じた色彩を的確に選ぶことが必要です。

②周辺環境との調和を考えた色彩を選ぶ1つの建物の周りには様々な建物があります。

街の環境をよくするためには個々で色彩を考えるのではなく周辺環境と調和する色彩の選定が大切です。

ファッションのカラーコーディネート

ファッションとは今では衣服やアクセサリー化粧品など自分が身に着けるものだけではなく、ライフスタイルに関わる多くのものになりました。

本来の機能的なものから自分の個性を演出し楽しむための表現手段であったりパリコレなどにみられるような流行や時代の価値感を表す生活文化となっています。

そして、ファッションのカラーコーディネートは色だけに注目するのではなく、それぞれの材質やデザイン流行やそのアイテムが使われるシーンなども考え、トータルにコーディネートしていかなくてはなりません。

bri

衣服を構成する要素は3つあり、その組み合わせのよって衣服のバリエーションは無限に広がります。

その3つとは

・材質(服地、ボタン、縫い糸)

・形態(シルエット、デザイン)

・色彩(着色される色)

です。

この中でも色彩は、特にメッセージ性が強く、色によって「~らしさ」やイメージを言葉を使わずにつたえることができます。

衣服全体のコーディネートには服と服どうしの組み合わせの中で各パーツどうしの組み合わせと一着の中での各パーツの組み合わせがあります。

「服種間の組み合わせ」

・インとアウト、トップとボトムなど、服同士の配色

・無地色と無地色、柄物と無地色などの配色

・他の小物との配色

「単品としての各パーツの組み合わせ」

・衿、袖ポケットなどの各パーツや切り替えデザインの配色

・ボタン、ファスナー、ステッチなどの配色

これを元に統一と変化、同系、類似、対照など、いろいろな配色を要素に取り入れてコーディネートしていきます。