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ベース間の距離を利用して
ソフトボール選手にとって、グローブやボール、バットなどにいち早く慣れる事と同時にベースに対しても高く意識しておくことが重要であるというお話をしてきましたが、ベース間にとっての基本的な知識はまだあります。
ソフトボールを長く続けている方であれば分かるかと思うのですが、通常の草野球などに比べれば物凄くベース間の距離が短くなっております。
きっと野球からソフトボールに移った方であれば、その感覚はかなり違和感を感じる事ではないでしょうか。
だからこそ、このソフトボールのベース間の短さを利用したメリットもたくさん存在するわけなのです。
まずは、ベース間が短いためにその距離を利用して盗塁を積極的に狙っていくことも不可能ではありません。
通常であればなかなか盗塁など出来ないものでも、ソフトボールになればその成功確率もぐんと上昇してきます。
だからこそ普段から基礎練習としてベース間のランニングやダッシュをしておかなければいけません。
その積み重ねによって、更に盗塁の成功確率は上昇していきます。
私が実際にソフトボールをやっていた時でも、このベース間の短さを利用して守備の人を大きく揺さぶらせる事が出来ました。
ソフトボールには野球では出来ないような面白い小技までできてしまうのです。
ベース間の距離を利用して、走者であれば誰しもが盗塁を狙っていけるプレイヤーになっていかなければいけません。
それによって、チームとしての戦力に少しはなってくるのです。
野球とソフトボールの違い
ソフトボールと野球と一言で言えば、それはほとんど共通ではないのかと言う方々は非常に多いことかと思います。
もちろんそう考える理由は分かるのですが、どちらも特徴を1つずつ挙げてみれば分かるように、スポーツとしての共通点は皆無なのではないでしょうか。
ソフトボールにとっての特徴は、必ずしも野球に匹敵するものはないのです。
だからこそ、野球=ソフトボールだと思ってこれからソフトボールを始める方であればしっかりとその違いを把握しておく必要があります。
先ほども話したように、ソフトボールには野球と違ってボールの大きさやバットが全く違ってきます。
もちろん道具だけではなく、投手の投げ方やフォームが違っていたりルールとしてもかなり大きく変わってきます。
その違いを全て把握してこそ、初めてソフトボールの練習として参加していけるのです。
私が初めてソフトボールを経験した時も、野球=ソフトボールだと思っていたのでかなり勘違いしている事がたくさんありました。
しかし本当にソフトボールをやっていくなら、これを全て頭に叩き込んでおかなければ絶対に長く続けていく事ができないのです。
野球とソフトボールの違いとは、一言で現せないくらいかなり多くのものがあります。
それを知ってからソフトボールというスポーツを始めるべきだと、私は思います。
ソフトボールにはルールだけではなく、野球とは全く違うような奥の深いスポーツであるからこそ、遣り甲斐があるものなのです。
投手としての基本
ソフトボールと野球にはかなり多くの違いがあるというお話を進めてきましたが、それに繋がることで投手にもかなり影響してきます。
野球の中で投手と言えば、先発ピッチャーがいたり中継ぎや抑えピッチャーがいて、それぞれ個人が特化した能力を利用して振り分けていくものなのですが、ソフトボールにはそこまで細かくは決まっていません。
だからこそ、ソフトボールの投手とは野球に比べて責任感が大きくなってきますし、凄く大変なポジションなのです。
もちろんソフトボールと野球の投手についての違いはこれだけではありません。
最も大きな違いとして、野球では上から振りかぶって投げてソフトボールでは下から半円を描くように投げると言った違いが存在するのです。
プロのソフトボールの試合を見ていれば分かるかと思うのですが、投げ方としては物凄く変わったものであり、野球とは対照的だと言っても過言ではありません。
これが投手におけるソフトボールと野球の相違点になってくるのです。
私が実際にソフトボールで投手をしていた時も、この違いに苦労したことは大きくありました。
下から投げる事により、通常の上から投げる時よりも速度が全く出ないので凄く簡単に打たれてしまっていたのです。
その事から少しピッチャーには向いていないのではないか、と自己嫌悪になった時もあったくらいこれはソフトボールの投手にとっての共通の悩みなのです。
ソフトボールの投手としての基本は、まずは下から投げてキャッチャーミットに良い速球を投げれる事が大事なのです。
これが出来なければ、ソフトボールとしての投手には務まりません。