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目次

それでも、やさしい恋をするを知ったきっかけ

独特の世界観を表現されている、ヨネダコウ先生の、有名な「どうしても触れたくない」のスピンオフです。

「どうしても触れたくない」は映画化されたほどの高評価の作品だと思うのですが、あえてこちらをプッシュしたいと思います。

それでも、やさしい恋をするの見どころ

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ノンケの小野田課長(攻)がゲイの出口さん(受)を好きだと受け入れるまでの葛藤や、その後の、本当にありそうなすれ違いが素晴らしいリアリティを持って描かれています。

なので、私がもしその立場だったら…と入り込んで読んでしまいます。

(同性であれ、異性であれ)恋愛における、かなり等身大の恥ずかしさも描かれていて、苦笑しながら共感してしまうシーンもあります。

いい大人になっても、そんなものよね、というような。

綺麗事だけのシンデレラストーリーではありませんので、気合を入れて読みたい人におススメです。

それでも、やさしい恋をするのネタバレ

BLでは、そもそも男性が好きな人ではなかったのに、あっという間に恋に落ちる展開が多く、しかもそれほど抵抗感が無いように思います。

そういった話もOKなのですが、もし、そこで葛藤があればどういう風に、自分で自分を受け入れていくのかな…といった視点のお話です。

結局は「嫉妬」によって気付くというあたり…。

自分でも、自分の正直な気持ちってなかなかわからないものだし。

とても説得力のある結末でした。

その後も、お互い恋愛しているからこそ、ちょっと臆病になったり、勘ぐってしまったり。

些細な日常生活の中で繰り広げられる小さな言動の一つ一つが、相手にとってどれだけの影響を与えるか、ほほえましいやら、痛々しいやら。

それでも、やさしい恋をするで好きなキャラクター

態度は男らしいが、心のうちは意外と女子っぽい出口さんについて、私はけなげで可愛らしいと思います。

(賛否両論ありますが。


そもそも小野田さんがノンケであった以上、ずっと不安感はぬぐえないのも理解できます。

さらに自分はずっとゲイであったことから、恋愛に対して諦め癖がついてしまうのも当然だと思います。

そんな中、必死で感情を隠したり、キレて誠意が丸出しになったりして、少し不器用な出口さんですが、愛があるから乗り越えられるよ!と最後は応援しながら読んでしまいます。

是非読んでみてください。

それでも、やさしい恋をするのアニメ等関連情報

ドラマCDがあります。

野島裕史さんと帝王森川智之さんです、本当に丁寧に作られていて、これほど何度も聞いたCDはないかもしれません。

それほど聞きごたえがあると思います。

あと「どうしても触れたくない」についてもドラマCDがあり、実写映画もあります。

「どうしても~」の嶋くんの声優の野島健児さんは裕史さんの弟さんです。