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このMAJORという漫画は、1995年から週刊少年サンデーより出版された、満田拓也先生の代表作品です。

アニメとしても何度も再放送されています。

この漫画は幼少期、小学校、中学校、高校、メジャーリーグと大きく分けるとこのようになっていて、ある程度の人間関係が分かっていればどの編から見はじめても楽しめることもポイントです。

野球漫画の王道で、全78巻もある超大作です。

前田健太選手、田中将大選手、桑田真澄選手などこのMAJORのファンである現役、元プロ選手も多いようです。

この漫画の魅力はたくさんありますが、満田拓也先生は野球のルールというものを知らずに書いていたのです。

つまり、自分も野球のルールを学びながら、ときには人からのアドバイスを参考に書いた作品なのです。

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よって、他の野球漫画よりもルールが詳しく初心者にも分かりやすい解説として書いてあるのです。

野球をやり始めた小学生が、覚えるのが大変な野球のルールをMAJORから学んだと言う人も多いようです。

そして、MAJORと一緒に成長して野球に夢を持ち続けてきた人が、今のプロ野球選手になっている年代なのです。

MAJORの見どころは、主人公の吾郎が怪我や両親が亡くなるという逆境の中でも大好きだったおとさんの背中を追って野球を続けて行き、おとさんを超える偉大な父親になるところです。

また、幼馴染の薫と結婚をすることも、正直最初から分かっていたけど、それでもおめでとう良かったねと言えるハッピーエンドです。

そして、わたしが吾郎よりも好きなキャラクターが寿也です。

寿也は、吾郎の幼馴染であり最初の野球仲間であり、往年のライバルです。

吾郎よりも寿也のほうが好きという人のほうが多いと思います。

寿也も育ちはとてもブラックです。

やっと反対されていた大好きな野球をすることを認められ、そのチームでも実力を認められ始めた小学生の頃、両親と妹が夜逃げをして祖父母に預けられてしまうのです。

お金のない祖父母に気を使い、シニアには上がらずに軟式野球をするところで吾郎と再会するのですが、闇を抱えた時の寿也がまたブラック寿也となって良いキャラなのです。

基本的にはとても優しいし理解のある寿也ですが、敵と判断したら容赦無く叩きつけるブラック寿也がMAJORの見どころの1つだと思います。

ちなみに寿也は漫画上でも天才的スラッガー頭脳明晰キャッチャーですが、現代のプロ野球に選手としていれば、サイボーグです。

描き始めた頃はこんな選手は出てこない夢の話ということで描いていた吾郎も、今は大谷翔平投手が現れて夢ではなくなってしまったのです。

MAJOR上の日本最高球速を大谷翔平投手が先日越してしまいました。

MAJORを読んでいた人はおそらく大谷翔平投手をみて吾郎を思い浮かべると思います。

吾郎は、基本的に強いチームには入りません。

絶対に勝てないやる気のないチームを強くするのですが、そのチームワークが涙無くしては見れないのです。

漫画を読んでも、この友人は一生ものだなーと思える絆の深さです。

そしてMAJORの1巻の吾郎が幼稚園で夢を語る最初の描写と、最終巻の吾郎の息子、大吾が幼稚園で夢を語る描写が重なってすっきりとする終わり方です。