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簡単!イチジクの家庭栽培
夏にやたら食べたくなるのが「イチジク」
おやつにケーキやお菓子を食べるよりも、
イチジクを使ったスイーツを食べた方が美容と健康にも良いですよ。
イチジクを自分で育てて、
収穫の暁にはイチジクレシピを楽しみましょう。
イチジクを植えつける前に
イチジクを育てる際に注意しなければならないのは「品種選び」です。
イチジクには夏果専用種と秋果専用種、
夏秋兼用種の3種類があります。
果実が腐りやすくなる夏果専用種ではなく、
秋果専用種、夏秋兼用種を選びます。
イチジクを植えてみよう
植え付け
イチジクの植え付け、
植え替えともに11月~3月に行います。
芽が動き出す前の春植えが最適です。
市販の苗を購入する場合は、
根張りの良い苗を選びます。
庭植え、鉢植えともに
日当たりの良い場所に植えつけます。
少し木陰が出来る程度の場所ならなお理想的です。
用土
水はけ、水もちのよい肥妖な土壌が最適です。
水やり
鉢植えの場合は表土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
庭植えの場合は、夏場に極端な日照り状態でもない限り水やりは不要です。
肥料
肥料吸収の多い果樹なので、
11月~1月に有機固形肥料の元肥を、
6月、8月、9月に緩効性肥料を追肥します。
剪定
剪定は12月~2月に行います。
品種によって剪定方法が異なります。
夏果は枝先を切り詰めてしまうと着果しないので、
極端な剪定は控えます。
秋果の剪定はどこで切っても問題はありません。
挿し木
3月~4月に前年に伸びた枝を2~3節に切ります。
病害虫
イチジクは病害虫に比較的強いといわれますが、
品種によっては「疫病」や「さび病」などに
かかりやすいものがあるため薬剤で対処します。
イチジク栽培で注意したい害虫はカミキリムシです。
カミキリムシの幼虫が侵入した場所には
木くずが出ているので簡単に見つけることが出来ます。
木くずを払ってから殺虫剤を注入します。
家庭でイチジクを栽培する場合には、
カミキリムシ対策を万全にしておきましょう。
鉢植えで注意すべき点
・鉢植えをする場合は、水切れに注意します。
・表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
・根詰まりを防ぎ通気性を良くするため、
2~3年に1回は植え替えをします。
・寒冷地では冬の間は暖房のない室内に取り込んで越冬させます。
・鉢植えの場合なるべく日当たりのいい場所に置きます。
日当たりがよければベランダでも大丈夫です。
イチジクの健康効果
イチジクには「ペクチン」という食物繊維が含まれているため、
便通を整える効果があります。
食後のデザートとしてイチジクを食べると胃の負担を軽くします。
また、塗布薬として使用すると傷の治りが早いといわれます。
夏から秋にかけてがイチジクの旬。
イチジクとザラメ砂糖のみで煮詰めただけのイチジクの甘露煮は
冷凍保存も出来、かなり長期間イチジクを味わうことが出来ます。
※白砂糖はイチジクがべたついてしまいますので要注意。
ジャムや缶詰、ドライフルーツなど、
普段の食卓にイチジクを加えてみて下さい。