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お歳暮ののしについて。のしって必要なの?書き方は?マナーは?
12月になると日ごろお世話になっている方々に
御歳暮を贈るという方も少なくないと思います。
昔と違って、最近はお歳暮の品として様々なものを
贈ることができるようになっていて品物選びも大変ですね。
けれども、なによりも相手に失礼がないように贈ることが大切です。
そこでお歳暮のマナーの中でも、
今回は熨斗についてご紹介しようと思います。
熨斗ってなに?
皆さんはそもそも熨斗って
どんな意味があるかご存知でしょうか?
熨斗はもともとは、あわびのしといって
アワビをのして乾燥させた保存食でした。
このアワビのしが長寿の象徴として
お祝いには欠かせないものとなったのです。
ですから昔はお祝いがあると
このあわびのしとお酒を持参したといいます。
そして今はその形だけが残っていて、
祝儀袋などの上に黄色いものがついています。
今は祝儀袋自体の事を熨斗と言ったり、
品物に水引を書けることを熨斗と言うようになっていますが、
この袋などの上についている物が正式には熨斗なのです。
御歳暮などで使われる熨斗という言葉は、
この熨斗の付いた紙の事ですね。
熨斗の書き方
では、御歳暮の熨斗はどのように書けばいいのでしょうか?
今は熨斗を簡単にした短冊のし
と呼ばれる簡易のしもあります。
品物の全面にかかるようになっている熨斗を使っても
短冊熨斗を使っても構いません。
熨斗は、水引と呼ばれる紅白のひもが
ついているデザインのものをえらびます。
この水引も結び方によって用途が違いますが、
御歳暮の時は蝶々結びになります。
そして水引の上に部分に「お歳暮」「御歳暮」と書きます。
そして下の部分には自分の名前を書きます。
この時、御歳暮と書いたものよりも一回り小さめに書きます。
ビジネスで出す場合には下半分には会社名を記載しましょう。
お歳暮の熨斗の付け方マナー
この熨斗にも付け方によって意味があります。
包装紙の中に着ける場合には内熨斗、
包装紙の上に着ける場合には外熨斗と言います。
配送で送る場合などには、
熨斗が破れたりしないように内熨斗にすることが多く、
控え目な贈り物としても内熨斗が選ばれます。
配送ではなく持参する場合には外熨斗にして、
ひと目で熨斗だということがわかるようにします。
御歳暮と一口に言ってもただ贈り物を選んで贈るだけではなく、
さまざまなマナーがありますから、
しっかり覚えて失礼のないように贈りましょう。