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目次

セトウツミの漫画を知ったきっかけ

今年の夏、池松壮亮さんと菅田将暉さんのダブル主演で映画化されたと知り、原作の漫画にも興味を持ちました。

何より、「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」というキャッチフレーズに惹かれました。

セトウツミのおすすめポイント

この漫画で一番注目してほしいのは、瀬戸と内海の素晴らしいトーク力です。

リズミカルな関西弁、ただのギャグ漫画にとどまらないシュールな会話に私はやみつきになりました。

瀬戸は、天然で自分の思ってること考えてることをずばずば言う男の子で、内海は、クールで頭が良く一見冷たそうにも見えますが瀬戸といる時は楽しそうにしている男の子です。

このように対照的な性格の二人は同じ学校ですが、学校ではあまり話さず、放課後河原で無駄話をするだけの仲です。

ですが、お互いを大切に思う気持ちが随所に出てきて、ただ面白いだけでなく、二人の友情を感じられるところもこの漫画の魅力です。

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セトウツミの好きなキャラクター

主役の瀬戸と内海ももちろん個性が強くて素敵なキャラクターなのですが、私が一番好きなのは、同級生の樫村さんです。

学校のマドンナ的存在で、瀬戸くんの憧れの人でありながら内海くんに片想いしている女の子でもあります。

自分が可愛いとわかっていて、どれだけ話しかけてもつれない態度をとる内海を振り向かせようとする姿が、印象的です。

最初は、澄ました子だなと思っていましたが、読んでいくうちに、内海に好かれるために瀬戸の真似をして突拍子のないことを言ってみたり、あの手この手を使うところが可愛らしいな、と思うようになってきました。

セトウツミのネタの多さ

先ほども書きましたが、この漫画はとにかく喋るだけの青春がテーマなので、おしゃべりだけで構成されています。

現在、6巻まで発売されていますが、1巻からずっと同じテンションで面白い話が続いています。

そのネタの多さには感動してしまいました。

セトウツミで私の好きな話

私の好きな話はいくつかありますが、特に好きな話を少しだけ紹介します。

1巻に収録されている「威嚇と擬態」という話です。

いきなり瀬戸が「フシがある選手権をしよう」と言いだし、有無を言わさずスタートするのですが、くだらないと思いつつも、それに乗っかる内海と瀬戸の掛け合いは必見です。

この話でも、しっかりオチがあって、読んでいてすっきりします。

セトウツミは、どの話でも、しっかり途中に伏線が張られていて、一つ一つの言葉があとからじわじわ面白くなるという楽しみがあります。

大爆笑するというわけではありませんが、読みこめば読みこむほどじわじわくる面白さです。

基本的に、関西弁ですが、関西の人だけでなくたくさんの人に読まれてほしい作品です。

セトウツミの映画と原作

セトウツミの映画は、原作の絶妙な間や、独特の空気感が忠実に表現されていました。

数本の短編が続く構成になっているのですが、一つ一つの話に繋がりがないように見えて、徐々に瀬戸と内海が親しくなっていくのが伝わってきます。

瀬戸と内海が出会う前の話や、中条あやみが演じる樫村さん目線の話もあって、とても面白かったです。

原作ファンの方にも、漫画を読んだことのない方にも見ていただきたい映画でした。