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舌苔が口臭を原因なの?改善法は?予防法は?
口の中が何だかネバネバしたり違和感を感じて舌を見てみると自分の舌が真っ白な状態であることに気づくことがあります。
これは舌苔といわれるものですが、この舌苔が実は口臭の原因となったりします。
そこで今回は舌苔が口臭となる原因や改善法などについてご紹介いたします。
正常な舌苔と異常な舌苔
正常な舌は薄いピンク色で、その上に舌先と縁を除いた部分にうっすらと白い舌苔がついているような状態となっています。
ですが口臭の原因となる異常な舌苔は、白くて厚い舌苔、黒っぽい舌苔、黄色っぽい舌苔があります。
白っぽい舌苔は、疲れた時や代謝が悪いときに現れます。
風邪や高熱、口内炎などの症状がある時に多くみられます。
ほかに自律神経の乱れや不眠症、精神的なストレスを抱えている場合にもこのような舌苔がみられます。
黒っぽい舌苔は抗生物質を長く服用していると良くつきます。
黄色っぽい舌苔は、タバコの吸いすぎや慢性胃炎、消化不良、便秘などが原因です。
舌苔による口臭の改善法は?
まずは舌の検査と舌の清掃を行います。
口腔内で最も多くの揮発性硫黄火防物を産生するのが舌ですから、舌をガーゼなどでつかんで前に引き出して臭いの確認をします。
舌清掃には、舌ベラや舌ブラシがあります。
舌ブラシは揮発性硫黄化合物の減少効果が高く、持続時間も長いのが特徴です。
舌苔は舌の後方が好発部位なので、舌の前方は殆ど清掃する必要ありません。
舌ブラシは後方の溝に当て、後方から前方へと一方向に掻きだします。
これを20回ほどを続けて行います。
口臭の予防方法は?
口臭を予防するには、毎日のブラッシングと舌磨きが大切です。
毎日しっかりと歯磨きと舌ブラシでの清掃を日課にしましょう。
そして、口の中が乾いていると口臭の原因となりますから、舌回し運動で唾液の分泌を促す様にしましょう。
舌回し運動の方法は、まずは口を閉じて舌先を使って歯の内側をなぞるように一周回します。
これを左右交互に10回ずつ行いましょう。
そして舌を口から出して大きく回します。
これも左右10回行います。
さらに舌先だけを外に出してしまう、という運動を10回繰り返しましょう。
これで副交感神経が刺激されて唾液の分泌も促されるので口臭予防になります。
自分が口臭があるのではと気になっている場合には、舌苔の状態をチェックしてみて改善法や予防策を取り入れるようにしましょう。