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目次

ファストフィッシュとは

「ファストフィッシュ」とは、水産庁が認定した、
調理の手間がかからない魚介類の加工食品です。

日本人一人あたりの年間の水産物消費量は、
平成13年には40.2kgだったものが、
平成22年には29.5kgに大きく減少してきています。

そこで、水産庁が、国民の魚離れを食い止めるために、
2012年8月に「魚の国のしあわせプロジェクト」をスタートさせました。

その中で、ファストフードのように手軽に食べられる魚の加工商品を、
「ファストフィッシュ」商品として認定し、
ロゴマークを付けて販売して普及を図っています。

日本人の魚離れは、魚は骨があって食べるのが面倒であったり、
調理が面倒だったり、生ごみが臭くて処理が大変なことが
原因であると言われています。

「ファストフィッシュ」の選定基準は、

手軽さ

料理時間、買い物時間の短縮が想定されるもの。

気軽さ

日常の食生活において、
反復継続して購入することが可能な価格帯であるもの。

ターゲットを明確にした量目、パッケージ、保存性を有するもの。

その他

新規需要の開拓の可能性があるもの。
品質・食味等の面で独自性があるもの。

となっています。

「ファストフィッシュ」は、日本人の魚離れの救世主となりそうです。

「ファストフィッシュ」ロゴマーク

「ファストフィッシュ」認定商品となると、
商品にロゴマークが付けられます。

Kakomi_Logo-01-Blue

ファストフィッシュ商品の選定は、
2012年8月の第1回から始まり、2014年3月までに9回行われています。

第9回までのファストフィッシュ認定商品数は2914商品で、
参加企業は延べ508企業となっており、
ファストフィッシュ認定商品はどんどん増えています。

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「ファストフィッシュ」認定商品

テレビ番組ではHNKまちかど情報室・あさイチ・ピカピカで、
まるとっと」が骨までまるごと食べられる軟らかい干物として紹介されていましたね。

ファストフィッシュに認定された商品をご紹介します。

セブンイレブン

セブン&アイグループのプライベートブランド「セブンプレミアム」では、
多くの魚惣菜が「ファストフィッシュ」認定商品として販売されています。

例えば、「いわしの生姜煮(158円)」や、「銀鮭の塩焼き(198円)」など、
単身者やシニアも買いやすい少量パックで、
温めるだけで食べられる商品が人気です。

イオン

流通大手イオンは、岩手県久慈市漁協から買い取ったサンマを使った
「骨取りサンマ」を、国内初のファストフィッシュとして販売しました。

三陸産のサンマに、味付けには一関市藤沢町産のニンニクを使い、
パッケージには、三陸鉄道株式会社の復興キャラクター「田野畑ユウ」の
イラストを載せ、東北復興支援を兼ねた商品です。

大地を守る会

有機食材宅配の「大地を守る会」は、「レンジで弁当用鮭フライ」を
ファストフィッシュ認定商品として販売しています。

手軽に食べられる魚である点に加え、
大地を守る会らしく、国産の水産物を加工し、
化学調味料や食品添加物は使わない、安全で安心な商品であることが特徴です。