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目次

「つくし」とは

「つくし」は、トクサ科のシダ植物で、北海道から九州まで分布しており、
早い地方では2月から見かけることができ、春の訪れを感じさせます。

日当たりの良い土手、荒地などに群生していて、
高さは5~30cm程度です。

「つくし」と「すぎな」は同一の植物で、
「つくし」は、胞子を作る茎のことで、
「すぎな」は、杉の葉に似た緑の細い茎のことです。

昔から山菜として利用されるのは「つくし」です。

つくし

採取する場合は、出来るだけ太いつくしを選び、
また、頭の部分が割れていないものを選びます。

頭が割れているものは、すでに胞子が飛んだものなので、美味しくありません。

「つくし」の下処理

「つくし」には、数個の節があり、節ごとに輪状の葉がついていて、
この葉のことを「はかま」と呼びます。

つくしの下処理は、この「はかま」を取り除くことが必要ですが、
この作業はとても面倒です。

そして、指先が真っ黒になってしまい、数日取れません。

はかまを取り除いたら、綺麗に水で洗い、土を落とします。

そして、沸騰した湯につくしを入れて、5分ほど茹でます。

茹でると、つくしの胞子が溶けて、湯が綺麗な緑色になります。

保存する場合は、この下処理をした状態のつくしを
ラップに包んで冷蔵庫に入れます。2~3日なら保存可能です。

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「つくし」のレシピ

つくしの卵とじ

材料:
つくし  400g
卵    2個
砂糖   大匙2
みりん  大匙2
醤油   大匙2
だし汁  300cc

作り方:
(1) 下処理したつくしを鍋に入れ、調味料とだし汁を加える。
(2) 蓋をして、弱火で15分ほど煮る。
(3) 蓋を開け、溶き卵を入れて再び蓋をして、火をとめます。
(4) 2分ほど放置して、卵が半熟くらいになれば完成です。

つくしの天ぷら

下処理した適量のつくしを、天ぷらの衣をつけて揚げれば
つくしの天ぷらの完成です。

この時、市販の天ぷら粉を利用するのも簡単ですが、
米粉1カップに水150~180ccを加えて作る天ぷら衣を使うと、
時間がたってもカラッとしており、美味しく食べられておすすめです。

つくしのつくだ煮

材料:
つくし  300g
酒    大匙3
醤油   大匙2
みりん  大匙2
だしの素  1袋

作り方:
(1) 下処理したつくしを、2cmの長さに切る。
(2) 鍋に、つくしと調味料を入れ、弱火で煮込む。
(3) 汁気がなくなれば完成。

「つくし」の効能

「つくし」には、カロチン、カリウム、ビタミンが多く含まれており、
高血圧、糖尿病、鼻炎や花粉症にも有効だと言われています。

また、つくしを乾燥させたものは、古くから利尿作用があるとして
利尿剤として、また、むくみ解消のために利用されてきました。