たけのこは採れたてのままに
たけのこは主に日本料理で使われる食材です。
お正月のおせち料理など、おめでたい場所には必ず登場します。
たけのこは成長が早く天に向かって真っ直ぐ伸びるので、
立身出世を願った食材として祝い料理に使われます。
そんなたけのこの定番レシピと保存方法をご紹介します。
たけのこの健康効果
たけのこは、低エネルギーでカリウム、カルシウム、鉄、
マグネシウム、亜鉛、銅などのミネラルを含むので、高血圧予防に効果的です。
さらには便秘解消やコレステロール値の低下、
大腸がんなどの予防にも優れています。
たけのこの定番レシピ
若竹煮
たけのこご飯
たけのことワカメの吸い物
たけのこの土佐煮
あごだしの旨煮
鶏とたけのこの治部煮
筑前煮
たけのこは定番メニューが人気ですが、
洋風や中華にアレンジしても美味しくいただけます。
調味料を変えるだけで簡単に出来てしまいます。
たけのこの保存方法
たけのこは採れたてが一番!
とはいえ、家の裏山に竹やぶがあって、
「たけのこがちょいと顔出したから掘ってくるわ」
といった、たけのこ掘りに恵まれた環境下にでもない限り、
新鮮な採れたてたけのこを味わうことは不可能です。
スーパーに並んでいるたけのこは、
掘ってから3~4日以上経っているものがほとんど。
採れたてのたけのこを知っている立場から言わせていただくなら、
ほとんど「乾燥たけのこ」状態です。
採れたてのたけのこは、たっぷりと水分を含み、
切り口から水分が滴り落ちます。このたけのこがとっても美味しいのです。
たけのこは採った瞬間からえぐみが出てきます。
時間が経てば経つほどそのえぐみは強烈になり、
とても食べられたもんじゃないほどに風味が落ちてきます。
たけのこのえぐみを取り、上手に保存する方法とは・・・
「皮をむいて早急に茹でること」
そのまま茹でる方法もありますが、
なかなか火が通らずえぐみも抜けません。
たけのこの皮をむき、柔らかくなるまで茹でます。
この時、米のとぎ汁などは一切不要です。
茹であがったら茹で汁が透明になるまで流水にさらします。
これでOK!
・茹でたたけのこを水につけて冷蔵庫で保存する
・濃い目の塩水につけて保存する
・冷凍保存する
・乾燥させる
という方法もありますが、たけのこ本来のうまみを
そのまま保存できる「たけのこ缶詰」に加工するか、
真空パックで保存するのが採れたてのたけのこの味を
そのまま保存できる一番の方法です。
昔は缶詰加工の専門業者へ依頼する必要がありましたが、
現在は家庭でも缶詰加工が出来る機材が販売されていて
自宅でも缶詰加工が出来るようになりました。
ただ、缶詰加工の場合は、殺菌処理をする必要がありますので、
家庭での加工は難しいかもしれません。
おすすめは真空パック器での保存です。
たけのこの保存は難易度が高いです。
水に漬けての保存は毎日のように水の取替えが必要ですし、
塩水に漬けての保存はかなり塩の濃度を濃くする必要があります。
冷凍保存は歯ごたえがなくなって水っぽくなります。
乾燥すると、いくら戻しても「たけのこ」ではなくなります。
好みですから、これらの方法が合っている方は
お好きな方法で保存しても良いと思いますが、
出来ることなら採れたてのたけのこの味と食感を
そのまま味わいたいですよね。