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てんかんとはどんな病気?小児てんかんって?
私が高校生の頃、社会担当の先生がてんかんだと聞きました。
てんかんっていう病気があるんだということをその時が初めてでした。
てんかんについては、母にある程度聞いたのですが、母も素人であまり詳しいことは知らず、おおざっぱな説明でした。
今になって、てんかんはどの様な病気なのか、原因やその治療法、また小児てんかんについて学びました。
ここでは私の様にてんかんの知識がないという方に、てんかんについてご紹介しようと思います。
てんかんとはどの様な病気か?
てんかんという病気は、てんかん発作を繰り返す脳の病気のことで、てんかんという一つの病気があるわけではないそうです。
大脳の神経細胞では規則正しいリズムで調和を保ちながら活動していますが、この穏やかなリズムの活動が突然崩れて、激しい乱れが生じることで起きるのがてんかん発作というわけです。
またこのような発作が繰り返すことがてんかんですから、一回だけの発作ではてんかんという診断にはなりません。
てんかんが起こる原因はなに?
てんかんの原因は、人それぞれ違います。
けれども、てんかんは「症候性てんかん」と「突発性てんかん」の二つに分けることができます。
症候性てんかんは、脳になんらかの障害や傷ができて起こるもので生まれたときに仮死状態や低酸素であった、脳炎、髄膜炎、脳出血、脳梗塞、脳外傷といった原因が考えられます。
これに対して突発性てんかんは、検査しても異常がみつからない原因不明のものです。
また、てんかんの発症年齢は、乳幼児から高齢期まで幅広いです。
けれども3歳以下の発病が最も多く、80%は18歳以前に発病すると言われています。
現代では高齢化がすすんでいるので、高齢者の脳血管障害などによる発病も増えてきました。
小児てんかんとは?
小児てんかんは、生まれた時に脳に損傷や先天性代謝異常、先天性奇形があった場合に起こるてんかんが多いと言われます。
乳幼児期に発病することが多いと考えられていますが、先進国では医療が進歩してきて発症することが減ってきました。
小児てんかんは、1歳までに発病することが最も多く、
殆どが症候性てんかんです。
また、幼児期から小学生頃までの小児欠神てんかんや突発性部分てんかんは成人までに治ってしまうことが多いとされています。
てんかんの治療には抗てんかん薬が求められることが殆どです。
てんかんと言ってもさまざまな原因で起こる発作で、てんかんの発作を予防するには、睡眠不足に成らない様に気を付ける、ストレス発散に心がけるなど、普段から健康的な生活を送ることが大切だということです。