今や節分の風習として、全国的に定着した「恵方巻き」。
そもそも節分って何なのか?
恵方巻きの由来とは?その食べ方は?など、わかりやすく紹介します。
目次
そもそも節分って何?
節分とは、季節の変わり目のことで、1年のうち春夏秋冬の4回あります。
その中で、特に1年の始まりである「春」の節分に、
厄除け開運の行事が行われてきたのです。
春の節分は、立春の前日で、2月3日になります。
恵方巻きの由来は?
節分に恵方巻きを食べる風習は、関西地方で一般的でした。
その由来は、大阪の船場(せんば)という地域で商売繁盛を願って
太巻きを食べたのが始まりであるという説が有力です。
ちなみに「恵方巻き」という言葉は、
1998年にセブンイレブンが全国販売する時に使った商品名で、
元々は「丸かぶり寿司」や「節分の太巻き寿司」などと呼ばれていたそうです。
今ではすっかり「恵方巻き」で定着していますね。
恵方って何?
「恵方巻」の「恵方」とは、「歳徳神(としとくじん)」という神様がいらっしゃる方角のことで、
その年の最も良いとされる方角のことです。
「恵方」となる方角は、年の十干(じっかん)によって定められ、
その方角は毎年変わります。
ちなみに、年の十干とは、私たちが干支として使っている十二支と似ているもので、
十二支と十干を合わせて使われることもあります。
「丙午(ひのえうま)の年に生まれた女性は気が強い」
という説を聞いたことありませんか?
この「丙」が十干を表し、「午」が十二支を表しています。
2016年の恵方は?
2016年の恵方は、「南南東」です。
南南東の探し方は、方位磁針等で真南の方向を探し、
その真南から東に15度ずれた方角です。
恵方巻きの食べ方は?
恵方巻きは食べ方が重要です。
まず、その年の恵方をチェック。
2014年は「東北東」が恵方です。
次に、恵方を向いて、願い事を無言で唱えます。
願い事を口に出してはダメです。
あくまで心の中で願い事を思い浮かべてください。
そして、恵方巻きにかぶりつき、ひたすら食べて食べて・・・
食べきるまでは無言が原則です。
恵方巻きはボリューム満点の太巻き寿司ですから、
無言で完食するのは大変かもしれませんが、縁起物ですからそこは頑張るべし!です。
恵方巻きのレシピは?
コンビニやスーパーで簡単に手に入る恵方巻きですが、
手作りすることももちろん出来ます!
基本の恵方巻きは、「七つの具材が入った太巻き寿司」です。
「七つ」というのは、七福神にあやかっているそうで、
「福を巻き込む」ということで縁起を担いでいます。
その七つの具材とは、
・卵焼き
・穴子 又は 鰻
・椎茸
・かんぴょう
・高野豆腐
・キュウリ 又は ホウレンソウ
・おぼろ 又は でんぶ
これらを酢飯と海苔で巻いたら出来上がりです。
七つの具材を揃えるのが大変だったら、
ご自分の好きな具材でオリジナルの恵方巻きを作ってみるのも
また楽しいかもしれませんね。