喪中はがき・年賀欠礼状は、年賀状の交換ができない旨を伝えるものです。
いつ出せばいいか、文例やマナーといった書き方をまとめました。
目次
喪中はがきの構成と、出す時期について
上の画像は喪中はがきのテンプレートです。
ご自由にお使いください。
喪中はがきには、頭語と結語や、時候の挨拶などは必要ございません。
亡くなられた方のお名前・喪主との続柄・亡くなられた日・亡くなられた
年齢などを伝えます。
年賀状を書き始める時期に間に合うように、
遅くても12月初旬には届くように喪中はがきを出すようにしましょう。
年末に亡くなられた場合には、死亡通知を重ねる場合がございます。
そういったケースでは、故人と年賀状のやり取りがあった方々にも忘れず
送るようにしましょう。
順 序
1.喪中であることを知らせる言葉
*喪中を知らせる言葉の例
・喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます。
・喪中につき新年のご挨拶をご遠慮させていただきます。
・喪中につき新年のご挨拶をご遠慮申し上げます。
◎頭語と結語は不要
(拝啓で書き出し敬具で結ぶといった体裁は不要です。)
◎時候の挨拶も不要
2.亡くなられた方の続柄とお名前
亡くなられた方との続柄
祖父・祖母・父・母・義父・義母など
◎喪中はがきは、家族連名で出しても良いため、
通常は、喪主を中心とし、喪主と故人との続柄を記載します。
3.亡くなられた日・年齢
日付・年齢
母○○(○○歳)
去る○月○日に永眠いたしました。
祖父○○が○月○○日に○○歳で永眠いたしました。
◎名前・年齢・死亡日・続柄といった項目のうち、
どうしても知らせたくない項目は記載しない場合もあります。
4.日頃お世話になっているお礼
日頃お世話になっているお礼の言葉
・本年中に賜りました御厚情に心より御礼申し上げます。
・本年中の御厚情に深く感謝申し上げます。
5.新しい年のお付き合いや支援をお願いする言葉
新しい年のお付き合いをお願いする言葉
・明年も変わらぬご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
・明くる年も変わらぬ、ご交誼の程宜しくお願い申し上げます。
(できれば本文の最後に来るようにしましょう。)
6.日 付
日付の記載
・平成○○年○月 など
・西暦は用いない
◎投稿日が11月月末であっても、12月と書いて構いません。
7.差出人
家族は、連名で出して構いません。
(郵便番号・マンション名・部屋番号も忘れずに記載しましょう。)
8.相手の名前
喪中はがきの裏面では、文面の最後に記載する相手の名前は省略するのが慣例です。
喪中はがきを出していない方から年賀状を受け取った場合は、
喪中欠礼の挨拶を書き添えた寒中見舞いを出すようにしましょう。
寒中見舞い
年末に親族にご不孝があったために年賀欠礼を出す余裕がなかったり、
年賀欠礼を出さなかった相手から年賀状を頂戴してしまった時には、
お正月が明けた段階で寒中見舞いを出します。
①年賀状を頂いた御礼と、
②喪中であった為に年賀状を出せなかったことをお伝えしましょう。