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ライブリハーサルの音だしとは

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ライブリハーサルにとって、基礎をしっかりと知っておかなければ大変な事になる、というお話をしましたが、次に注意しなければいけないのが音だしなのです。

ギターやベースであれば通常アンプから生音で演奏をされるかと思うのですが、ライブに限ってはこのアンプに対して1つ1つマイキングの作業が入ります。

これはPAさんが各楽器の音量調節や音色を綺麗にしたり、客席スピーカーから迫力のある音で出すために必要な作業なのです。

要するに、ライブリハーサルの音だしとは全てスピーカーから出ている音の事なのです。

ライブのリハーサルにとって、セッティングが終了すれば一人ずつ音だしの時間が与えられます。

たいていドラムからベース、ギター、ボーカルと言った順序で流れていくのですが、この音だしの時間に自分の音への要求をPAさんに伝えておく必要だあります。

例えばキックの音を硬くして欲しい、とかベースは重低音を効かせて欲しいとか、様々な要求を出すことでPAさんはその要望に応える音色を作ってくれるのです。

私のバンドでも、ライブリハーサルに慣れてきたときには各自様々な要求を出していけるレベルにまで達していました。

これが出来るかできないかで、ライブのクオリティーにも大きく左右してくるでしょう。

ライブリハーサルの音だしとは、基本的にはマイキングされている状態でスピーカーから音が出ていきます。

そこから確認する自分の音に要求を言えば、しっかりと応えてくれるので、何でもPAさんに言ってみる事が大事な事なのです。

ワンコーラスの演奏


出典:http://www.neec.ac.jp/mus/

ライブリハーサルが始まれば、セッティングをしてから全楽器の音出しが終了するまで相当な時間がかかります。

その為にリハーサル中には、セットリスト全ての曲を最初から最後まで確認する事がまず出来ないのです。

決められた時間内でライブリハーサルを行うために、PAさんからある指示がされると思います。

それは、数曲をワンコーラスずつお願いします、と言われるのです。

ワンコーラスというのは簡単に言えば、最初から1番のサビまでだったり、イントロからBメロだったりと曲中に決められた短い区切りの事を示します。

もちろんPAさんからすれば全曲を時間かけて確認していきたいのですが、他のバンドさんやライブ開始の時間にも影響してしまいます。

それが出来ないためにライブリハーサルでは、ワンコーラスという策を取っている訳なのです。

ワンコーラスの演奏をする曲は、自分たちの中で一番盛り上がる曲だったりバラード調の静かなものを数曲やっていけば良いかと思います。

一番重要なのは、PAさんに自分達にはこのようなジャンルの曲を持っているのです、という気持ちが伝える事なのです。

だからこそ、このワンコーラスの時間を自分達なりに有効的に使っていけば良いのです。

セッティングから始まってやっとここで、バンド全体の演奏をすることが出来ます。

しかも少ない時間の中で音合わせをしなければいけないので、決して無駄のないようなリハーサルを進めていくべきです、

ワンコーラスの演奏だけで、PAさんにバンドの持ち味を知ってもらえる事が出来れば、それで十分かと思います。

外音を確認する為の動き

ライブハウスの音というものは、各楽器がアンプやミキサーに繋がれて、その音がPA卓に転送されて編集されたものが、スピーカーから出されるという仕組みで出来上がっています。

その為にライブ本番ではバンド演奏をするステージ側とお客さんに聴こえている客席側には、音量バランスが違って出されていくのです。

だからこそライブリハーサルでステージ側の音を確認するだけではなく、客席側のバランスもしっかり聞き比べていく必要があるのです。

ライブリハーサルではワンコーラス曲を演奏する時間が与えられると言いましたが、この時間が外音を確認するには一番有効的かと思います。

ワンコーラス演奏中に、ボーカルでも弦楽器隊でも良いので客席側に周って、自分達の耳で外音のバランスを聴いておく事が必要になってくるのです。

もちろんバンドによってはベースの音をもっと小さくしたいとか、ギターはもっと音量が欲しいという要望があると思うので、そのような意見もPAさんに積極的にしていけば良いのです。。

私がバンドをしていた時も、ライブリハーサルの度にボーカルの人に外音の確認をお願いしていました。

ドラムやキーボード以外の楽器であれば、みんながそのバランスに対して要望を付けていけるようになれば、バンドとしては一番ベストかと思います。

ライブリハーサルにとって、外音の確認はとても重要になってきます。

自分達の音への拘りを少しでも実現できるように、客席側の音に対して誰もが意見を述べれるようにしていくことが必要なのです。