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ほんのささいなきっかけで、人って変わるものなのですね。

高校時代から小説が大好きで、その後、社会に出てからも活字ばかりを追っていたのですが、10年ほど前からちょっと趣味も変わってきました。

それは会社の同僚が持っていた『少年ジャンプ』をたまたま目にして、中の漫画を読んだときからです。

目次

【もっと早く出会いたかった少年漫画】

目にした漫画は岸本斉史の『NARUTO -ナルト-』でした。

現代の漫画の多くがそうであるように、この漫画をちらっと見ただけでは、いったい何がいいのか分かりません。

昔とは世界観がぜんぜん違うのですから。

で、その週の分を読んでみましたが、案の定、何がどうなのかさっぱり分からない。

ただ、そこには何か惹かれるものがあったのですね。

それからあらためてコミック板を第1巻から買ってきて読んでみたわけです。

そしたら、止まらなくなってしまいました。

この漫画は『少年ジャンプ』に1999年から2014年まで連載され、私が読み始めたときには、もう連載してから5年が過ぎていたのですね。

どうして今までそのおもしろさに出会えなかったのだろうと、ちょっと後悔もしましたね。

naruto

【落ちこぼれがエリートを追い越すという壮大なストーリー展開】

『NARUTO -ナルト-』のおおまかなストーリーは、体の中に九尾の妖狐という化け物を封印された少年忍者うずまきナルトが、大きな夢を抱いて、その夢に突き進んでいくというもの。

しかし、この主人公は、めちゃくちゃの落ちこぼれ忍者だったのですね。

夢というのは里一番の忍である火影になるというものです。

確かに落ちこぼれがエリートを追い越すという壮大なストーリー展開は、同じ『少年ジャンプ』にも多くありましたが、『NARUTO -ナルト-』の場合はちょっと違うような気もしますね。

大きな魅力を感じたのは、ナルトが夢を手にするまでには、実に多くの協力者が現われるということ。

それは友人であったり、師匠であったり、また敵でもあるわけです。

徐々に強くなっていくナルトの姿は見ていて爽快でした。

私は漫画に限らず、アニメにも夢中になっていましたね。

アニメではところどころ漫画にはないストーリーもありますが、それがまたこの作品の良き解説になっていたと思います。

【物語のサプライズ的なものも大きな魅力】

『NARUTO -ナルト-』の魅力は、最終的に夢を手にするという結末ではあるのだけれど、それまでにはいろいろと物語のサプライズ的なものもあるのです。

一つには里中で尊敬されていた亡き四代目火影は、実はナルトの父親であったとか。

これはけっこう感動ものでした。

それから、これは詳しくは漫画にはなかったのですが、ナルトを少年のころから好きだった女の子、日向ヒナタとの恋愛。

ナルトの劇場版最終章では、二人が結婚するまでの話が描かれています。

ヒナタとのことは、もう、漫画の初期の段階でどうなるのか気がかりではありましたから、この結末を観て感動したことは言うまでもありません。

今現在、各漫画誌で連載されているものの中には、定期的に劇場公開されるものも少なくありませんね。

思うのですが、好きな漫画があれば、そういう劇場版も観ることも必要です。

そうすればより深く作品を理解することができますから。